ようこそ筑波大学生物学類へ

 
 地球上には、われわれ人類を含めて多様な生物が生息しています。そのような生物の構造や機能を調べてみると、生物全体に共通する性質もあれば、生物間で大きく異なる性質もあることがわかります。近年の分子レベルの研究の急速な進歩によって、「生命」を規定する基本的な設計図が明らかになりつつあります。また多様な生物がどのように創られているのかという疑問も次々と明らかにされています。このような「生命の設計図」の解明は、生物進化の道筋を明らかにするだけでなく、遺伝子組換え技術を利用した製品開発や再生医療など、幅広い分野の発展に大きく寄与しており、今後その重要性がさらに増すでしょう。
 一方で、地球上の多様な生物の生命活動によって地球環境が変動することもわかっています。生物相互の関係や環境への働きかけによって、地球環境がどのように影響を受けるのか、その解明は地球環境問題など様々な課題を解決する上で必要な基盤となります。
 このように生物学は様々な課題の解決に必要な基盤となる重要な学問であり、また社会を変革する力があります。生物学類には、「いきもの」を分子レベルから生態レベルまで、様々なスケールで学び、探求するための環境が整っています。皆様が「いきもの」に対して抱く興味は、生物学を解明する上で大きな原動力となります。皆様にはそのあくなき探求心を発揮し、21世紀の生物学に新たなページを付け加えて欲しいと思います。
 われわれ生物学類の教職員そして在学生一同は、皆さんの入学を心からお待ちしています。

 生物学類長 千葉 智樹