国際交流


 マンチェスターだより   【派遣留学生からのメッセージ】

 2000年9月〜2001年6月派遣留学生


・Manchester大学での経験

                  原浦 麻衣(2000年9月〜2001年6月滞在)

 私は筑波大学在学中、幸運にも1年間Manchester大学に交換留学することが出来た。生物学、英語、イギリスの文化を学べると同時に、これからの私の生き方を大きく変えることとなった、生きてきた中で最も密度の濃い一年間であった。研究室、Flat、その他ダンス教室や英語コースで、多くの友人を得ることができ、一つの型に固まろうとしていた私の性格を柔軟にしてくれ、広い視野を持たせてくれたと思う。そして何よりも、大抵のことなら自分で何とかできる、という度胸がついた。
 私は、筑波大学卒業後、医学部に入りなおして、今は過疎地域で働くための医者を目指している。4年生大学を出たあとに、また大学を受けなおすという考えをもちそれを決心させたのも、私がManchesterで出会った人々の影響によるところも多い。現在の大学でも、医学生同士の国際交流事業に積極的に関わっていて、留学中の経験が非常に役に立っている。遠回りをしたように見えるかもしれないが、私の筑波大学、Manchester大学での様々な経験は、将来医者になった時に役に立つだろうし、今の医学生としての自分にも必要不可欠なものとなっている。
 もし今、あなたが留学を考えているならせっかくのチャンスをものにして欲しい。特に、語学だけでなく自分の専門分野を同時に磨くことのできるこの交換留学プログラムは有意義なものになると思われる。