中田和人准教授が第4回(平成19年度)日本学術振興会賞を受賞

 中田和人准教授(生命環境科学研究科、情報生物科学専攻)が第4回(平成19年度)日本学術振興会賞を受賞しました。この賞は、人文・社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている若手研究者を見出し、早い段階から顕彰してその研究意欲を高め、独創的、先駆的な研究を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的に平成16年度に創設されたものです。
 受賞内容は「ミトコンドリアゲノム突然変異によるミトコンドリア病発症機構の解明」で、ミトコンドリアゲノム突然変異を導入したモデルマウスの解析を通して、ミトコンドリア間相互作用の発見とそれによる多様な病態発症機構の解明、さらには治療法の探索といった、哺乳類ミトコンドリアゲノムの突然変異を起点とした総合的な逆遺伝学的研究展開が高く評価されました。

受賞の記事が掲載された日本学術振興会のホームページはこちら⇒http://www.jsps.go.jp/jsps-prize/ichiran_4th.html