入試について

　生物学類の入学定員は80人です。入試には「一般入試」「推薦入試」「アドミッションセンター入試」「国際科学オリンピック特別入試」等があります。それぞれの入試では課される試験内容が大きく異なっているので、自分に合った入試を選ぶようにしてください。また、入試についての詳細は下記に問い合わせ・参照してください。

１）一般入試
　前期日程入試と後期日程入試があり、両入試とも、大学入試センター試験を受けることが必要です。両入試とも、志願者数が募集人員に対して一定倍率を超えた場合には、調査書の内容と大学入試センター試験の結果等を判定して第１段階選抜合格者を決定します。第１段階選抜合格者に対して個別学力検査等を実施し、その結果と大学入試センター試験の成績及び調査書等を総合的に判定して最終合格者を決定します。

○前期日程試験（募集37人・２月実施）
大学入試センター試験（５教科７科目）の成績に加え、個別学力検査（数学、理科、英語）等を受けることが必要です。高校までの学習内容の理解度と、それに基づく思考力・応用力を試します。

○後期日程試験（募集20人・３月実施）
大学入試センター試験（５教科７科目）の成績に加え、生物学に対する考え方・理解力を問う個別面接が課されます。面接では各自が進学する専門分野への関心や入学後の学習に必要な基礎能力を総合的に判断します。

２）推薦入試
　出身学校長の推薦に基づき、大学入試センター試験及び個別学力検査を免除して、書類審査、小論文、面接等により合格者を決定します。推薦入試には、日本の高校を卒業する者を対象とする推薦入試と、外国の高校を卒業する者のみを対象とする第２学期推薦入試（帰国生徒特別入試）があります。

○日本の高校出身者用推薦入試（募集15人・11月実施）
高校での成績が極めて優秀な人、あるいは、生物学に関する自主研究・クラブ活動や生物学オリンピックにおいて優秀な成績をあげており、生物学について意欲的に勉強しようとする人を募集しています。選考では、受験者の生物学に関する理解力、問題に対する論理的思考力、表現力、英語の学力等を問う小論文、生物学に対する考え方・理解力を試す個別面接、および、調査書等によって総合的に合格者を決定します。

○第２学期推薦入学（募集若干名・７月実施）
世界各国の高校を卒業（見込み）し、所定の要件を満たす人のうち、生物学類への入学を強く希望している人を対象としています。選考では、上述の推薦入試と同様の小論文、個別面接、提出書類等によって総合的に合格者を決定します。

３）アドミッションセンター入試
○アドミッションセンター入試（以下、AC入試、募集３人・面接10月実施）では、高い問題意識を持って自ら学び、考え、より良く問題を解決できる能力をもった活動的な人物が求められています。AC入試は、書類選考と面接・口述試験によって、受験生を多面的・総合的に評価する自己推薦型の入試です。ペーパーテストだけの入試や学校推薦型の入試とは異なる観点から評価を行います。このAC入試では、自ら学び、自ら考える力、つまり、問題解決能力が求められます。これまでに自分で課題を見つけ、主体的に判断して取り組んできたことを自己推薦書で提出してください。
　高校卒業予定者、既卒者、社会人、帰国生徒など大学入学資格を持つあらゆる人を対象としています。第１次選考では、志望理由書、自己推薦書およびその根拠となる添付資料等によって第１次選考合格者を決定します。第２次選考では、個別面接・口述試験を行い、提出された書類の内容、生物学を学ぶにあたって必要な学習能力について30分程度の質疑応答をしてもらいます。

４）国際科学オリンピック特別入試
○国際科学オリンピック特別入試（募集5人・日程等はAC入試と同様）では、国際生物学オリンピックやその国内選考において優秀な成績をあげ、生物学に関して高度な理解力、思考力、応用力と強い学習意欲も持つ人を募集しています。過去３年以内に実施された国際生物学オリンピックの世界大会や国内選考（日本生物学オリンピック）の成績と個別面接試験の結果をもとに合格者を決定します。

５）編入学
○学群編入学（募集若干名・７月実施）は、高等専門学校や短期大学卒業後にさらに学びたい方を対象としています。選考では、学力検査（専門科目）、外国語（TOEIC・TOEFLスコア）、個別面接、提出書類等によって総合的に合格者を決定します。