つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4: TJB2005G000503

物 理 学 実 験     Physics Laboratory

科目番号: G00 0503
単位数: 1.5 単位
標準履修年次: 1年
実施学期 曜時限: 第2学期 月曜日 4,5,6時限
担当教員: 原 和彦、中嶋 洋輔、山口 充孝、冨本 慎一


第2学期(担当教員: 原 和彦、中嶋 洋輔、山口 充孝、冨本 慎一)

授業概要:
 物理学は近代実証科学のひとつであり、理論的仮説と実験的検証を繰り返すことで、自然を記述する概念の理解を深めてきた。これは自然科学全般に共通な手法であるが、特に物理学実験は、基礎的な概念と実験結果を結びつけることが比較的容易であり、この手法を体験するのに適している。物理学実験を通して、生物学および自然科学に共通して不可欠な、「現象を適切に観測・測定し、結果を適正に取り扱い、客観的な結論を得る、およびその過程を報告する」技能を習得することを目標とする。

授業内容:
 第1回にガイダンスと誤差処理等の実習を行う(定規を持参のこと)。 第2―9回は8つの班に分れて以下のテーマについて実験を行う。
 詳しい日程等はガイダンス時に示す。

力学:    ボルダの振り子      音波

電磁気学:  等電位線         熱起電力

実験技術:  エレクトロニクス(2回)  論理回路(2回)

前提科目・履修上の注意事項:
各テーマは異なる教員が担当する。

教科書を充分予習してくること。さもないと実験が 適切に行なえない。

実験結果に対する教官の了承を得た後署名入りのレポート用紙をもらい、 次回の実験前に担当教員に提出する。

最終回の実験のレポートは、第2学務に提出すること。

単位取得条件、成績評価基準:
レポート、出席、実験に対する取り組みを総合的に判断するので授業に出席し、実験を行い、レポートを提出して初めて評価の対象となる。
レポートは、他人(例えば、同じ学類の同級生で本実験を履修していない者)が読んだ際に、「どのような実験が行なわれ、いかなる結果が得られ、 どう解釈されたのか、などの点が客観的に理解できること」を目標にする。

指定教科書:
第1回目にテキストを配布する。

参考書・文献: テキスト内に記載されている。

オフィスアワー:
各テーマに関することはそれぞれの教官に聞くこと。
その他は、 原まで (自然系学系棟 B219、内線4253、hara@hep.px.tsukuba.ac.jp)

備考(受講学生に望むこと): 講義「物理学」を合わせて履修することを勧める。
この授業を履修する予定の学生は、 早めに(9月まで待つことなく、4月に) 履修登録を行なってください。
授業の準備のため履修者の概数を知る必要があります。


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