つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4 TJB2005G110603

植 物 生 態 学 実 験     Plant Ecology,Laboratory

科目番号: G11 0603
単位数: 1.5 単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第1学期(前半) 月、火曜日 3,4,5時限
担当教員: 鞠子 茂


授業概要:
 移動能力をもたない植物は時空間的に変化する環境の影響を受けながら生活をしている。したがって、植物の生活がどのように行われているのかを理解するには、植物と環境の関わりを明らかにしなければならない。そこで、植物と環境との関係を解明するための基礎的手法について習得する。フィールド調査では植物群落の構造解析と環境の関係を考える。さらに、室内実験により、温度などの環境要因が植物生長や種子発芽に与える影響を調べ、種による環境応答の違いについて考察する。

授業内容:
光合成と呼吸の測定法
第1回  実験概要の説明
第2回  植物生態学におけるデータの整理と解析法
第3回  森林の環境測定と群落構造解析法(調査)
第4回  森林の環境測定と群落構造解析法(解析)
第5回  植物生長の観察
第6回  植物生長の観察
第7回  草原の環境測定と群落構造解析法(調査)
第8回  草原の環境測定と群落構造解析法(解析)
第9回  光合成と呼吸の測定法
第10回 実験結果のまとめとレポート作成

前提科目・履修上の注意事項:とくになし

単位取得条件・成績評価基準:出席とレポートで評価

指定教科書:関連資料はプリントにて配布

参考書・文献:
1)植物生理生態学(佐伯敏郎監訳)シュプリンガー・フェアラーク東京
2)植物生態の観察と研究(沼田真編)東海大学出版会
3)温暖化に追われる生き物たち(堂本暁子・岩槻邦男編)築地書館
4)草原・砂漠の生態(小泉・大黒・鞠子共著)共立出版

オフィス・アワー:
月曜日13-16時まで(B707) TEL: 53-6681
E-mail: marikos@sakura.cc.tsukuba.ac.jp

備考(受講学生に望むこと):


©2005 筑波大学生物学類