つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4: TJB2005G111201

細 胞 学 II     Cell Biology II

科目番号: G11 1201
単位数: 1単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第3学期 木曜日 2時限
担当教員: 吉村 建二郎


第3学期(担当教員: 吉村 建二郎)

授業概要:
細胞膜の性質と膜タンパクについて解説を行い、細胞膜と細胞骨格の性質を活用した反応である機械受容について紹介する。多細胞生物を多細胞たらしめている細胞間の接着と基質への接着について講義する。顕微鏡を用いると、形態をはじめタンパクの局在や細胞内のイオン濃度まで知ることが出来る。細胞学で用いられる顕微鏡の技法について説明する。

授業内容:
(1) 細胞膜の性質
(2) 膜タンパクの構造と機能
(3) 細胞の機械受容(原核生物)
(4) 細胞の機械受容(真核生物)
(5) 細胞の走性
(6) 細胞間接着
(7) 細胞の基質への接着
(8) 細胞の標識法、細胞内情報の可視化
(9) 細胞学に用いられる光学顕微鏡技術
(10) 細胞学に用いられる電子顕微鏡技術

前提科目・履修上の注意事項: 「細胞学I」を事前に履修することが望ましい。

単位取得条件、成績評価基準: 期末試験の成績により評価する。

指定教科書: 特になし。

参考書・文献:
1) 「細胞の分子生物学」第4版(Albertsら著、中村、松原監訳)、ニュートンプレス

オフィスアワー:
木曜日 11:30-12:30;生物農林棟 B506 (029-853-6658);e-mail: kenjiro@biol.tsukuba.ac.jp;
事前連絡をすることが望ましい

備考(受講学生に望むこと):


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