つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4: TJB2005G210321

生 体 機 能 分 子 学 II     Biology on Molecular and Functional Basis II

科目番号: G21 0321
単位数: 1単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第3学期 金曜日 2時限
担当教員: 八神 健一、杉山 文博


授業概要:
 生体における様々な生命現象は、ペプチドや蛋白質などの相互作用により営まれ、その構造や発現に関する基本的情報は全てゲノム上に書き込まれている。遺伝子やその産物の機能を生体(生きている個体)で解析するための有効な手段として、遺伝子改変マウス(トランスジェニックマウス、ノックアウトマウス等)が用いられる。遺伝子改変マウスの作製原理等の発生工学的技術とその応用による遺伝子機能解析の実例を紹介する。

授業内容:
(1)ゲノム研究の歴史
(2)ゲノム情報の機能発現
(3)ゲノムと細胞機能
(4)実験用マウスの生物学と発生工学
(5)Transgenic mouseの作製原理、導入遺伝子の発現制御
(6)Transgenic mouseによる生体機能分子の解析例
(7)Knock-out mouseの作製原理、ES細胞への遺伝子導入
(8)Knock-out mouseによる生体機能分子の解析例
(9)誘発突然変異マウスによる遺伝子機能の解析
(10)最新の発生工学技術の話題、クローン技術など

前提科目・履修上の注意事項:特になし単位取得条件、

単位取得条件、成績評価基準:
学期末の論述試験結果と出席状況により評価する。

指定教科書:なし

参考書・文献:  
1)細胞の分子生物学(ワトソン他著 中村桂子他訳)教育社  
2)発生工学のすすめ(中辻憲夫著)羊土社

オフィス・アワー:
木曜日 17〜18時(生命科学動物資源センター:3386)e-mail :kenyagam@sakura.cc.tsukuba.ac.jp

備考(受講学生に望むこと):


©2005 筑波大学生物学類