つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4 TJB2005G300223

基 礎 生 物 学 実 験 II     Fundamental Biology,Laboratory II

科目番号 G30 0223  
単位数: 1単位
標準履修年次: 1年
実施学期 曜時限: 第2学期 金曜日 3,4,5時限
担当教員 :
大網 一則、伊藤 希、岩井 宏暁、大橋 一晴、桑原 朋彦、坂本 和一、澤村 京一、千葉 親文、徳永 幸彦、中田 和人、中野 賢太郎、中山 剛、濱 健夫、松崎 治、宮村 新一、山岡 裕一、吉村 建二郎、和田 洋、(丸尾 文昭)、(森尾 貴広)


授業概要
 本実験は、種々の生物に接し、またそれらを科学的に観察、解祈する作業を通して、生物に対する学問的好奇心と向学心を養い、さらに生命現象を科学的に観察する能カと実験科学の基礎的な技術を修得することを目的として実施する.実験は環境要因と生体反応、生物の形態および構造、生物の細胞・組織、そしで生物の代謝・構成分子などの大項目から構成されている.実施の細目は顕微鏡による形態観察から野外調査そして生体物質の分祈まで多岐にわたり、分類、生態、生理、細胞、遺伝、生化学など諸分野の初歩的な実習、実験を含んでいる.全体を通して、専門実習につながる観察、測定、分祈技術や記録方法の基礎を修得できるようになっている. 基礎生物学実験IIでは形態と組織に関する実験実習を行う.下記の予定は担当教官の配置と材料の入手などによって若干の変更があり得る.

授業内容
第 1回 形態と構造についての実験、カエルの解剖
第 2回 形態と構造についての実験、ザリガニの解剖
第 3回 環境と反応についての実験、スンクスの社会行動
第 4回 形態と構造についての実験、菌類の観察
第 5回 環境と反応についての実験、魚類の色素胞
第 6回 生体物質についての実験、マウス精巣からのDNAの調整とその物質特性
第 7回 生体物質についての実験、マウスの糖負荷試験にみるの血糖調節機構
第 8回 生体物質についての実験、PCRによる遺伝子解析
第 9回 生体物質についての実験、タンパク質の定量法
第10回 

前提科目・履修上の注意事項項
1,2クラスと3,4クラスとに分けて実施する.実施の順序に違いがあるのでスケジユール表を確認すること.

単位取得条件、成績評価基準
各担当者が出席・実験態度・レポートなどに基づいた成績を提出し、それを集計して、AからDまでの評価を行う.

指定教科書: 基礎生物学実験(ガイダンスで配布する.)

参考書・文献: テキストに一部掲載。また必要に応じて個別に紹介される。

オフィスアワー

備考(受講学生に望むこと): 特にない


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