つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4: TJB2005G302001

生 物 多 様 性 情 報 学 I     Biodiversity Informatics I

科目番号: G30 2001
単位数: 1単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第1学期 水曜日 2時限
担当教員: 橋本 哲男、伊藤  希


授業概要:
 生物多様性研究に必要となる系統進化学の方法論について、主として生体高分子の配列データ(塩基配列、アミノ酸配列)の解析法を中心に取り扱う。配列データの比較解析法の基礎となる分子進化の概念を概説した後、配列類似度解析法、複数配列アライメント法、分子系統樹法などについて講述し、これら方法論の基本概念を理解させる。

授業内容:
(1) 生物多様性の分子生物学
(2) 分子進化の基礎概念(1)
(3) 分子進化の基礎概念(2)
(4) 配列類似度解析法
(5) 配列データベース検索法
(6) 複数配列アライメント法
(7) 系統学概説
(8) 分子系統樹法(1)
(9) 分子系統樹法(2)
(10)分子系統樹法(3)
  授業内容は目安であり、トピックに応じて多少の変更がある。

前提科目・履修上の注意事項:

生化学概論、遺伝学概論、分類学概論の内容および高校レベルの確率・統計の内容の理解を前提とする。生物サテライト室にて随時演習を行うので、受講人数の上限を40人程度とする。

単位取得条件、成績評価基準:
演習のレポートならびに学期末試験の成績を総合評価する。

指定教科書: なし

参考書・文献:
1)「分子進化学 ―解析の技法とその応用―」宮田隆編 (1998) 共立出版
2)「バイオインフォマティクス」David W. Mount/岡崎康司、坊農秀雅(監訳)(2002) メディカルサイエンスインターナショナル ISBN 489592307X

オフィスアワー:
特に定めない。事前連絡が望ましい。
橋本哲男:生物農林学系棟 B517 (電話6660) E-mail: hashi@biol.tsukuba.ac.jp
伊藤 希:生物農林学系棟 B811 (電話4768) E-mail: nozomi@biol.tsukuba.ac.jp

備考(受講学生に望むこと):


©2005 筑波大学生物学類