ハプト植物門 プリムネシウム綱 プリムネシウム目 プリムネシウム科
Chrysochromulina ericina Parke et Manton 1956
Synonym:

単細胞遊泳性。細胞は楕円形〜倒卵型。細胞長 6-10 µm。鞭毛2本とハプトネマが細胞頂端から生じる。鞭毛は等長2本、細胞長の2.5倍程度。ハプトネマは比較的長く、細胞長の4-4.5倍、コイリングする。黄褐色の葉緑体が2個存在する。通常ハプトネマをまっすぐ前方へ伸ばし、鞭毛を後方で波打たせて遊泳する。細胞表層に多数の粘液胞が見られる。

細胞は2種類の有機質鱗片で覆われる。楕円形の盤状鱗片は長径 600-900 nm。刺状鱗片は中空の円筒状で長さ 9-12 µm、放射状に配置しており、光顕でも確認できる。

世界各地の沿岸域から報告がある。

参考文献 References