藻類および無色プロティストのフロラ調査



我々の身の回りの池や川や海にはどのような藻類や無色プロティストがいるのか。野外の様々な環境からサンプルを採集し、そこにどのような藻類や無色プロティストが生息しているのか、培養、形態観察、環境DNA解析等によって調査をしています。

現在は、霞ヶ浦など県内の沼沢および日本各地の海岸域を中心に調査を行っています。また、パラオ諸島の生物多様性プロジェクトの一環として、微細藻類フロラも調査しています。

また、多様な藻類の遺伝子資源の保全も視野に入れ、野外から採集された藻類の単藻培養株を確立し、継代培養による系統保存を行い、バイオリソース整備に貢献しています。

藻類は環境汚染の指標生物としても重要な存在です。これらの調査で得られた結果は環境モニタリングなどの基礎データとして役立てていきたいと考えています。