[ストラメノパイル] [黄色植物] [褐藻綱] [黄緑色藻綱] [黄金色藻綱] [珪藻綱] [ラフィド藻綱] [真眼点藻綱] [ディクティオカ藻綱] [ペラゴ藻綱] [パルマ藻類] [葉緑体をもたないストラメノパイル] [卵菌類] [サカゲツボカビ類] [ラビリンチュラ類] [ビコソエカ類]

 画像データ

RALFSIALES(いそがわら目)
CHORDARIALES(ながまつも目)
DICTYOSIPHONALES(ういきょうも目
SCYTOSIPHONALES(かやものり目)
DESMARESTIALES(うるしぐさ目)
SPOROCHNALES(けやりも目)
LAMINARIALES(こんぶ目)
DICTYOTALES(あみじぐさ目)
FUCALES(ひばまた目)


およそ270属1500種からなる光合成生物の仲間です。黄色植物の頂点に立つ生物群で,海洋の主要な光合成生物として繁栄しています。ホンダワラ(Sargassum)類の流れ藻やジャイアントケルプ(オオウキモ Macrocystisやコンブ Laminaria,カジメ Ecklonia 類は大規模な海中林をつくり,海生動物の生息,繁殖の場として重要です。海中林は海の生態系の重要な構成要素です。

褐藻類の一般的性質

すべて多細胞の生物からなり,単細胞の種は知られていません。
ほとんどは海産の種であり,微細な糸状体からコンブやケルプのような数十メートルに達するものまで含まれる。

遊走細胞 鞭毛は細胞の側方から生じる。
前鞭毛は管状マスチゴネマをもつ,いわゆる羽型鞭毛(pleuronematic flagellum)前方で運動して推進力を生じる。
後鞭毛はムチ型。基部に鞭毛膨潤部 (flagellar swelling) をもち,眼点に接する(黄色植物型光受容装置 photoreceptor apparatus)。
鞭毛はトランジッショナル・ヘリックスを欠く。
葉緑体
クロロフィルa, c1, c2, (c3)をもつ。
補助色素はβ-カロチン,フコキサンチン (fucoxanthin),ビオラキサンチン(violaxanthin),およびまれにディアトキサンチン (diathoxanthin)。
葉緑体ERに包まれ,核膜に連絡する。葉緑体ERと葉緑体膜の核に面した間隙(ペリプラスチダル・コンパートメント periplastidal compartment) には小胞がある。
ガードルラメラをもち,その内側に葉緑体DNAがリング状に配列。
ピレノイドは突出型。
貯蔵物質 クリソラミナラン (chrysolaminaran)。β-1.3結合の水溶性グルカンである。




褐藻類の遊走細胞



褐藻類の生活環

単子のう

複子のう