赤 | 注視点消灯と同時に標的が点灯する。標的は8ケ所のいずれかにランダムに点灯す る。標的の点灯後視覚誘導的に視線を標的に移動させたら成功とする。 |
白 | 注視点消灯後300〜500msのギャップが与えられる。標的は課題を通して常に注視点の 真上に点灯する。ギャップの間(標的が点灯する前)に標的が点灯する位置に視線を移 動させたら成功とする。標的の点灯後視覚誘導的に視線を標的に移動させた場合は失 敗とみなす。 |
緑 | 白の場合と同様、注視点消灯後300〜500msのギャップが与えられる。標的は1ブロッ ク内では常に同じ位置に点灯するが、別のブロックに移行する時に標的の位置が変わ る。緑の場合もギャップの間に標的が点灯する位置に視線を移動させたら成功とし、 標的の点灯後視覚誘導的に視線を標的に移動させた場合は失敗とみなす。そのため、 ブロックが変わるごとに緑の標的が点灯する位置を学習し直さなければならない。 |
図1 |
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課題は、順次点灯する注視点と標的に視線を移動させ、注視するというもの。 注視点はコンピューター画面の中央に呈示される。標的は、画面上でサルの視覚にし て10°中心から離れた同心円上の8ケ所(45°刻み)のいずれかに点灯する。標的位置 の候補が、明度の低い灰色の目印として示されている。注視点の色は明度の高い灰色 から赤、白、緑のいずれかの色に変わる。この時の呈示色によって、要求される眼球 運動が異なる。 赤)注視点消灯と同時に点灯する標的に視覚誘導的に視線を移動させ、標的を注視す る。 白)ギャップの間(標的点灯前)に記憶誘導的に視線を移動させ、標的を注視する。標 的が呈示されるのは常に真上で固定されている。 緑)白と同じくギャップの間(標的点灯前)に記憶誘導的に視線を移動させ、標的を注 視する。ただし、標的の呈示位置はブロックごとに変わる。 注視点への視線移動、注視点の注視、赤の試行での標的への視線移動に失敗した際 は、エラーシグナルとしてすべての点灯位置(中央を含む9ケ所)を一瞬点灯させた。 白と緑の試行で予測的な視線移動に失敗した際は、標的を短時間点灯させて標的位置 の学習を促した。 |
図2 |
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