生 物 学 特 講 IX( 酵母の分子生物学 )
科目番号 G21 3111 生物学・応用(機能生物学コース)科目 (1 単位)
標準履修年次 2・3年
第3学期 木曜日 2時限
担当教官 : 地神 芳文
1.授業概要:
真核生物の生命現象を分子レベルで解析するうえで極めて重要な酵母の遺伝学、遺伝子工学、分子生物学および細胞生物学に関する基礎的事項について、応用面との関連も加味しながら講義する。
2.講義内容:
(1)酵母細胞の構造と生理機能(その1)
(2)酵母細胞の構造と生理機能(その2)
(3)酵母細胞の動的機能(生活環、成長、接合、凝集、胞子形成)
(4)酵母変異株の分離と遺伝解析
(5)酵母の遺伝子工学(その1)
(6)酵母の遺伝子工学(その2)
(7)酵母遺伝子の構造とその発現制御
(8)酵母の細胞周期とシグナル伝達
(9)酵母におけるタンパク質の細胞内輸送と分泌
(10)酵母の翻訳後修飾(糖鎖付加)と細胞壁合成
3.前提科目・履修上の注意事項:
分子生物学および分子遺伝学の初歩的な一般知識はあるものとして講義を行うので、各々の入門書を読んでおくことが望ましい。
4.単位取得条件、成績評価基準:
講義に7割以上出席し、学期末の課題についてのレポートを提出すること。
レポートの評価60%、講義への出席状況30%、その他授業に対する取り組み等10%を総合的に考慮して、A,B,C,Dの4段階評価を行う。
5.指定参考書:
特になし。授業は用意したプリントを中心に行う。
6.参考書・文献:
授業中に適宜紹介する。
7.オフィス・アワー:
木曜日、18時から20時まで(事前に電話またはE-mailにて連絡すること)
場所:独立行政法人・産業技術総合研究所(糖鎖工学研究センター)
TEL:0298-61-6160、E-mail:jigami.yoshi@aist.go.jp
8.備考(受講学生に望むこと)