平成16年度2学期 生物学類授業評価

「ウイルス学」


1 この授業科目に対するあなた自身の取り組み(多肢択一形式)

回答番号 回 答 人数
1 良い 13
2 普通 11
3 良くない 2

2 この授業科目に対するあなた自身の満足度(多肢択一形式)

回答番号 回 答 人数
1 良い 15
2 普通 10
3 良くない 1

3 良かった点があれば記入してください。(各50文字以内)(自由記述形式)

連番 回 答
1 講義内容が興味深く面白かったです
2 教官が論理的で授業がうまい
3 メインの先生が、学生のことを良く考えている。鼓舞されやる気が起きました
4 大事なことやものの考え方がわかりやすく、ポイントを把握しやすい
5 N先生の講義は内容が興味深く面白かった。
6 ウイルスの基本的な説明から最近行われている研究まで、幅広く教えていただけてよかった。
7 先生が毎回のテーマについて生き生きと話して下さいました。
8 医学の先生ならではの高度な授業だった。
9 内容的には少し難しい面も合ったが、興味のそそられる授業だった。
10 何人かの先生が、それぞれの専門分野について話してくれてよかった。
11 ある発見の過程についての授業はおもしろかった。
12 ガンについての説明が非常にわかりやすかった.

4 改善するべき点があれば記入してください。(各50文字以内)(自由記述形式)

連番 回 答
1 先生の話し方が、速い。ノートに書き写しきれない。
2 複数の先生の間で情報交換がなされていないのか 授業内容が飛び飛びでした
3 後半、教室になぜか大量の虫が沸いていた。あれは一体何だったのだろう…?
4 オムニバス形式ではまとまりに欠ける気がする。
5 生物の授業で何回も聞いたことをここでも説明するのは時間がもったいない。
6 N先生しゃべるのが速いです。
7 医学的なことだけ説明して(引き起こされる症状・発症した人数など)、そのウイルスの生物学的なもの(感染機構など)の解説がほとんど行われなかった時があり、もの足りなかった。
8 現象の前後関係をはっきりとさせて、もう少し丁寧に、細かく解説をしてくださることを望みます。
9 先生の入れ替わりが激しく、全体としてテーマがばらばらしていた。
10 プリントが見にくいので大きく印刷して欲しいです。
11 シラバスと整合させてほしい。
12 永田先生の回を増やしてほしい。
13 永田先生の話す速度がやや速かった。
14 話すスピードが少し速くついていけないこともあった。
15 同じ先生の授業は連続でやってほしい。先生がころころ変わると話に一貫性がなくなるから。
16 高校生物の復習のようなことを延々とやっている先生がいた.あまりにも基本的過ぎて意味がないと思う.生物学類というぐらいなので、生物学については医学よりも理解していないということはないと思う.
17 先生がしょっちゅう変わって一貫性がないように感じました。
18 もう少しシラバスに沿って授業をおこなってほしかった。(シラバスの最後の方に書いてあったことを授業ではほとんど話さなかったような気がする)


担当教員のコメント

 生物学類の「ウイルス学」では、具体的なウイルス疾患を中心にした内容ではなく、ウイルスの増殖と病原性発現の分子機構の観点から授業をすすめてきた。 ウイルス学領域のもう一つの重要な成果は、細胞生物学および分子生物学へのインパクトである。 ゲノムの複製や遺伝子の転写の基本機構といった事象についても、その基本概念の確立は、実はウイルス学領域の研究に端を発しており、その研究展開の推移が現在の理解の基礎を築いた。 こういった認識のもとに、このような分野についても講義を行なった。 ある意味では基本の繰り返しであり、他の授業と重複する部分もあるのは覚悟のうえで、繰り返して講義を受けることにも意義はあると考え、あえて時間をさいた。 ウイルス発がん機構を発端とした細胞のがん化機構などの授業では、細胞生物学分野からの貢献についても語りたかったが、時間的な制約があった。 ウイルス感染症とその制圧についても十分には伝えきれなかった。 しかし、ウイルスにかかわる諸問題が細胞の諸問題であるというポイントについては、ある程度伝えられたのではないかと考えている。 板書の字が美しくないのと、話が速いのは、重々承知しているが、伝えたいことがあまりに多く、お赦しいただきたい。