つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2004) 3: TJB200404SS.

アウトソーシングによる英語教育―TOEIC講座導入の試み―

佐藤 忍 (筑波大学 生命環境科学研究科)

導入の目的

 生物学類は、卒業生の7〜8割が大学院に進学する、極めて研究志向の高い学類であり、その割合は、筑波大学の中でも群を抜いている。これは、現代生物学が、日々新発見が続くエキサイティングな学問であることに由来すると考えられる。大学院においては、最先端の研究に従事するにあたり、国際的な研究動向を的確に把握し、自分たちの研究成果を世界に発信するための「生きた英語力」が必須となる。そのため、生物学類では、以前から外国人教師による専門語学等を開講してきたが、平成15年度より、本学初めての、学外講師による「TOEIC講座」を開設した。本講座では、実用英語教育の専門家である英会話イーオンの協力を得て、TOEICテストのスコアアップを目標に、どのように日々英語に触れ、生きた英語力を高めるにはどうしたらよいのか、そのコツを楽しく伝授することを目的とした。

TOEICテストとは

 TOEICテストは、日本発の英語コミュニケーション能力を評価するための客観的方法として世界の各方面で広く用いられており、本学の大学院(生命環境科学研究科、構造生物科学専攻・情報生物科学専攻)でも平成19年度より入学試験科目として利用される。英語の検定試験には、他にも、英検、TOEFLなどが有り、留学等のアカデミックな目的にはTOEFLがしばしば利用されている。しかし、その利用は限定されており、ほとんどの大学生が受験し、就職などの際に求められるのはTOEICであり、また数々の参考書や講座も開かれている。内容としては、ややビジネスに傾いているが、我々が必要としている実用英語としては十分である。本学では、開学以来、独自の英語検定試験制度を運用し、大学全体の英語力の向上と確保に努めてきた。しかし、そろそろ世界標準となってきたTOEICテストを導入する時期に来ているのではないだろうか。

大学における英語教育

 大学の教養課程における英語教育は難しい局面に来ていると思う。本学に入学してくる学生達は、基本的に必要な英語力、特に文法と読解の力を高校の3年間で身につけている。後はその力を大学の4年間で減衰させず、反対に発展させて実用性のある読み・書き・会話の力を付けさせていくことである。この点において、現在の本学の英語教育はうまく機能していないように思われる。「生きた英語力」は、授業で身に付くものではなく、一人一人が日々、意識を持ってどれだけ英語に触れるかにかかっていると思う。今回の講座では、TOEICテストのスコアアップという、一つの目標を設定することにより、日々、英語に接する習慣を身につけ、英語上達へのステップを着実に上がって行ってもらいたいと考えた。
 本講座を開くことになった経緯には、さらに重要な二つの要因がある。まず一つは、平成14年度入学者から全学で適用された「一年間で申請できる単位数の上限を45単位とする」と、それに対応して平成15年度より生物学類の1年生の必修科目である概論を、それまでの12科目から8科目に整理統合した点である。そのため、1年生の3学期に時間的余裕が生まれた。また一方で、平成15年度より全学就職委員会の主催で、公務員試験対策の講座を学外の早稲田セミナーに依頼して開講した点である。これは、16年度からの大学法人化を見据え、アウトソーシングできるものは積極的に活用していく大学としての方針を示したものであると思う。
 以上の経緯により、本学初のアウトソーシングによる英語教育が、生物学類就職委員会・カリキュラム委員会共催で企画された。募集をかけたのが10月の末で、12月初めからの開講ということもあり、今回は、1年生13名、2年生4名、3年生7名の計24名であった。海のものとも山のものとも分からない講座に25,000円を投じて挑戦してくれた学生諸君には敬意を表したい。また、すばらしい「プロ」の授業で、学生達を満足させてくれた英会話イーオンの筒井由美子先生には、深く感謝申し上げたい。この企画の評価は、後年、学生達が生物学類を卒業して様々な分野で活躍する頃になって下されるであろうと思う。ただ、講座開始前と終了後に実施したTOEICIPテストの結果と、授業後に参加者にお願いしたアンケートを見る限り、我々の初期の目標は達成されたと確信している。来年以降は、ぜひもっと多くの学生の参加を期待したい。

講座内容

・主催:筑波大学生物学類 就職委員会・カリキュラム委員会
・講座の日程:TOEIC講座90分×10回(12/5〜2/20、金曜日17:30〜)
         TOEICIP試験2回(11/28、2/27)
・講座の内容:講座は3つのコンセプトで構成   
 @音読トレーニング・・・・・トレーニングを通して英語力を鍛える    
 ATOEICガイド・・・・・公式問題集を使って出題形式ごとのコツを身に付ける   
 B英語によるアクティビティ・・・・・英語って "こんなに楽しい!" を体感する
・受講料:25,200円 (教材費・TOEICIP試験受験料)
・使用教材:TOEICテスト実戦トレーニング、TOEIC公式ガイド&問題集Vol.2
・定員:50名
・担当教師:筒井 由美子 (英会話イーオン)
茨城県出身。獨協大学外国語学部英語学科卒業。 英会話イーオン入社後、日本人教師として教務に携わる。2000年より教務課のトレーナーとして教師の研修やトレーニングに従事する傍ら、大学内のTOEIC講座を担当。

TOEICIPテストの結果

 TOEICIPテストとは団体特別受験制度での受験方法で、公開テストで発行される公式認定証は発行されないものの、IPテストのスコアは、公開テストと同等と判断される。990点満点。

受講前:最高805点、最低400点、平均578.8点
受講後:最高830点、最低425点、平均640.5点
50点以上UP:12人/24人(うち100点以上UP:8人、150点以上UP:2人)

アンケート結果

<10回の授業全体に関して>           (回答数 22) 

1.講座を受けて良かったと思い
ますか?
とても良
かった
良かった 普通 やや物足
りない
受けない
方がいい
13                 
2.身に付いている実感や達成
感はありましたか?
とてもある ある 普通 あまりない 全く無い
14            
3.講座の内容はどうでしたか?
a.音読トレーニング
b.TOEICガイド
c.英語によるアクティビティ
大変満足 満足 普通 やや不満 とても不満
15               
15         
12     
4.講座のレベルは自分に合っ
ていると思いますか?
よく合っ
ていた
合っていた 普通 やや難し
かった
難しかった
12      
5.教師の教え方はどうでした
か?
大変分かり
易かった
分かり易
かった
普通 やや分かり
にくかった
分かりに
くかった
20         
6.教師の話し方は早すぎたり
遅すぎたりしませんでしたか?
とても良
かった
良かった 普通 やや不満 とても不満
19      
7.講座開講の時間帯・曜日設
定には満足していましたか?
大変満足 満足 普通 やや不満 とても不満
8.講座の回数(10回)はどう
でしたか?
大変満足 満足 普通 やや不満
(少ない)
とても不満
(少ない)
  
9.一日の講座時間(90分)は
どうでしたか?
大変満足 満足 普通 やや不満
(少ない)
とても不満
(少ない)
  
10.今回のような講座をまた
受けてみたいと思いますか?
是非受け
たい
受けたい 普通 受けたくない 二度と受け
たくない
11      

コメント
全体的 受けてよかった。先生の教え方が解り易く、英語をやっている実感があった。
毎回楽しかった。(複数あり)
英語をトレーニングによって学ぶというのは初めてで新鮮だった。
トレーニングはユニークなものでとてもやりがいがあった。
手引きなど素晴らしいと思った。
あまり自分だけだとやる気になれないが(この)授業のような感じだと
頑張れた。
ちょっと下降気味だった英語へのやる気もUPした。
(自分の)時間の使い方が下手で(家でのトレーニングを)途中で挫折した。
すごく英語の勉強をしたいと思っていたがどういう風にすればよいのか
解らなかったので、この講座がとても役に立った。
値段が(高い)。もう少し安くならないかな。(3名)
受講者が全員大学生で、講座全体が的をしぼったものだったのでよかった。
(トレーニングを)これからも継続していきたい。(類似回答多)
効果の実感 リスニングが以前より格段に解るようになった。
明らかにリスニングの力がついた。
実際英文を音読するスピードが上がった。
英語に触れようという心構えがついたのが一番よかった。
トレーニングが習慣になった
次にTOEICを受験するのが楽しみになった。
内容面 TOEICガイドがとても良かった。
英語によるActivityがあまりなかった(回数が少なかった)
毎回記録をつけていくので「手を抜けないなあ」という感じがあって続いた。
適度な緊張感がよかった。
レベル別にあったらうれしい。
1回目のTOEICの後の目標点数別に受けられたらなおよかった。
もっとTOEIC自体の練習問題や対策が欲しかった。
少人数の方がよいかも。
大学の授業
と比べて
今大学で受けている授業よりも数倍良く、実際に役立つ。
学校の授業自体がこんなだったらいい(英語は1週間に3回もあるのに)
Bクラ英語よりよほど英語の勉強になる。
Bクラの英語はあまり身に付く内容ではないので考え直して欲しい
(Aクラとの差が激しすぎる)
このような授業を一般のクラスで取り入れて欲しい。
(現在の大学の)リーディングの授業を改善して欲しい。
授業をやるより実用的でよかった。
大学の先生が行う授業より解り易く、実際に身に付く内容だった。
大学の授業も見習って欲しい。全てこのようなプロの先生に教えてもら
ったほうが良い。大学の先生は教育者である以上スキルなども考えな
ければならないのではないか。
TOEIC講座を学校の授業として開講してほしい。
どうせなら単位を欲しい。
時間・曜日
など
金曜日は実験の後で疲れていることが多く、辛かった。(類似回答多)
実験→TOEIC講座→部活だったので辛かった。
(講座が)月曜日だったら土日に勉強する気になって良いのでは。
きちんと英語教育を受けられるのが一年生に限られるのは不安。
3年の3学期になると論文を読まなければいけなかったり実験をしなくて
はならなかったりと自由な時間が減ってしまうので1・2年生のうちにや
るのがよいだろう。
その他 筑波英検の代わりにTOEICの団体受験を筑波でもやってほしい
(今は土浦まで行かなくてはならず結構大変)
自費で民間の英語教室に行っているがこちらの方が遥かに良かった。
民間は高い。

<1回〜9回の授業後のコメント> (講座内容と特に関係の無いものは削除・複数回答はひとつにまとめた)

1回目(12/5) Round23(会話文)実施・ガイダンス(目標設定など)実施・・・・・・・・・・・・24名出席

○元が早口なので速音読は楽しかったです。最後にテープがゆっくり聞こえた。
○CDなどを聞き流しているだけで効果があるのか疑問です。
○ とても親しみやすく参考になる講座でした。頑張ります。
○問題を考えなくても解けるようになって嬉しかった。
○英語は想像より怖くなく感じました。 ? 周りの人の読みの速さにびっくりした!
○みんなでやることが適度なプレッシャーになっていいです。
○とても楽しい授業でした。 / わかりやすくおもしろかった。
○次の予定があるので延長はしないでください。(←この回のみスタートが5分遅れ5分延長になった)
○こんなにリスニング1問に時間をかけてやったことは無かったが最後に凄く良く聞けるようになっていてびっくりです。
○英語の勉強はきっかけがないと続かないので今日からいいスタートを切って上達したいと思います。
○丁度よい、もしくは少しテンポの速い講座でした。
○とても分かりやすかったです。自分でもやっていける気がします。
○手引きがユニークだった / 楽しかった。うまく読めなかったところは復習したい。
○理屈がとても納得できるものだったのでやってみようという気が起こった。家でもなるべく英語に接してみたいと思った。
○自然と日本語に訳してしまう。

2回目(12/12) Round12(説明文)・90分しっかりトレーニング方法を指導・・・・・・・・・・22名出席

○音読筆写がなんだかとても遅いです。/ みんな速い。
○時間が短く感じた。とても楽しい講義。持ってる洋楽がハードロックだけなのですがどうなんでしょう
○固有名詞がわかりにくい(聞きにくい・発音しにくい)けれどどうすればよいでしょうか。
○内容はもう少し充実して欲しいです(←次の回に詳しく聞いたところ、かなり出来る子でした)
○発音が良くなっている気がする。嬉しい。
○最後にリスニングした時にスローになっている感覚がいいです。
○楽しかったです。ありがとうございました。
○授業が楽しいのでとても頑張る気になれます。
○説明文は会話文より難しくて音読も理解も大変だった。もっと勉強してならしたい。
○書くので丁寧に書いても汚く書いても時間が変わらず遅いのが不思議です。
○流し聴きできる時間がとても多いので頑張りたいです。
○やはり毎日コツコツやった方がいいんでしょうか。
○解説文だと楽なようだ。会話文が苦手なのだろうか。
○段々と英語で音読するのに口が慣れてきたかもしれない。家でやる流し聴きの時間をもっと増やしたい。
○この間「ラストサムライ」という映画を見たが日本人の英語しかわからなかった。
○速音読の前に上手く読めないところを練習させてもらったので読みやすかった。

3回目(12/19) Round27(会話文)・TOEICガイド(Part1)実施・・・・・・・・・・・・・・22名出席

○TOEIC公式ガイドの解説がよかった。もっとやってほしい。
○とても楽しくやってます。
○テレビで副音声が出なくて少し不便だなあと思いました。
○トレーニングをさぼり気味なのでがんばらねば!!
○実験が終わった後なのでつかれてます・・・。
○an offshoreの読みがかんでしまって大変だった。口の運動でもしようかなーと思います。
○トレーニングのやり方にはだいぶ慣れてきた。頑張ります。まずペースを追いつかせないと。
○この日が来るたびに気合が入るような気がします。このままきちっと続けて行きたい。
○大分慣れてきたのでもう少し速く進んでも大丈夫です。
○論文読もうかと思います。
○やはり会話が(難しい)。
○あまりテキストの勉強が出来なかった。でも流し聞きの時間は増えたので良かったと思う。
○実際のTOEICの問題について攻略法を知ることが出来てよかったです。
○楽しかったです。TOEICのコツをつかみたいです。

4回目(1/9) Round20(説明文)実施・TOEICガイド(Part2)実施・・・・・・・・・・・・19名出席

○シャドゥイングが難しかったです。
○授業でやったところを家でやるときどうするのがいいのかわからないです(←次回実施)
○サボった分、取り返します!!
○シャドウイングが面白そうなので、トレーニングの時に試してみようと思いました。
○今回は遅れて(遅刻して)しまいましたのでちょっと追いつかない感じがしました。
○久しぶりにみんなで出来てまたやる気を復活させたいと思います。
○点数が出て少しびっくりした。
○今日は難しくてなかなかスラスラ読めなかった。けれど前から洋画好きでそれ関係のラジオやインタビューを聞いていたのでテーマや俳優の名前などはつかみやすかったです。
○さぼった分のブランクを身にしみて感じてしまった。ここからは挽回して行きたい。
○講師へ(の要望)ではないですが、もう少し静かにしたかった。
○もっと勉強します。
○せわしなかった。News7とNews10(NHK)のに二ヶ国語放送に助けられた。
○テキストの勉強が毎日出来なかった。でも流し聞きの時間は増えたので良かったと思う。
○一度やった文だと内容を覚えているのですがそれでもいいのでしょうか?(←次回実施)
○家での学習、きちんとやるようにしたいです。

5回目(1/16) Round11(会話文)・英語を使ったActivity(英語で説明するゲーム)実施・・・・19名出席
テキストが一巡した生徒が増えてきたので、2巡目のやり方を指導・センター試験前日・別教室で実施

○ゲームが楽しかった。/ ゲームは仲良くなれるから楽しかった。
○思っていたより英語でヒントを与えるゲームが楽しかったです。
○二回目の練習で言葉が頭の中に刷り込んだと感じ始めました。
○新しいやり方のディクテーションが気に入った。
○オーラルのクイズはとても楽しかったです。これなら日本人同士でも気軽に出来そうです。
○ゲームがとても楽しかったです。最近テキストをさぼりがちだったので来週こそは頑張る。
○ゲームが面白かった。べらぼうDayは日曜にする予定です。何しよう・・・。
○英語に毎日触れているとなんとなく楽しい気分になってくることに最近気付きました。きちんとテキストをやらねば!!
○おもしろかったです。のこり5回と平日にがんばります。
○楽しかったです。
○最後楽しかったです。
○テキストは2回目だけあってよく理解できたと思う。英語によるアクティビティーも楽しくてよかった。
○ゲームなどで自分から話す努力が出来た。普段話さないけれど楽しく出来た。
○英会話のアクティビティーがおもしろかった。 ? 話すということも楽しかったです。

6回目(1/23) Round28(説明文)・TOEICガイド(Part3)実施・・・・・・・・・・・・・・20名出席

○TOEICガイドが便利で使えると思いました。
○英語に慣れてきたら聞き取りがそんなに大変なことでもないと感じました。
○今日の文は聞きやすかった。
○CDに着いていけるようになった。
○私が目指す点数だと300時間では足りないのでもっともっと頑張りたいです。
○頑張ります。英語のミュージカルCDを買ったので次こそは。
○今日はいつもより英語が聞き取れたと思う!けれどわからない部分を勝手に予想して間違う癖を直そうと思います。
○あと4回でTOEICガイドは完了できるのですか?
○英語の聞き取りだけなら大分した気がしてきました!あとはちゃんと理解して解ければ。
○解り易い文章なので細かいことにも注意が出来た。
○最初のペースを取り戻します。 ? 残りは休まない!
○テキストはかかる時間が減ってきてだいぶ楽になってきた。
○リスニングが難しかった。
○ちょっとだけ賢くなれた気がする。
○残り3回!はやいものです。

7回目(1/30) Round13(会話文)・TOEICガイド(Part4)実施・・・・・・・・・・・・・・18名出席

○役割を決めて読むのが面白かったです。
○英語に触れる時間が0(ゼロ)というのがなくなってきた。
○意識再向上!! ? まだまだリスニングの力が足りないと感じました。
○頑張らねば!TOEICの目標は今の現状でどのくらいを目指せばいいのでしょう?
○(英語の)ニュースはラジオで聞いています。
○今日は舌がまわったりまわらなかったりでイマイチでした。
○残りわずかですけど頑張って行きたいと思います。
○Part4頑張りたいです。
○大変でした。映画を見ます。
○TOEIC問題集のPart4は難しいと感じた。
○リスニングのPart4まで行くと集中力が切れて出来なくなる・・・。
○Part4の問題は難しい。
○家での学習頑張ります。

8回目(2/6) Round4(説明文)・英語を使ったActivity(洋楽を使ったトレーニング)実施・・・15名出席

○(トレーニング時間が)2位になれてよかったです。
○歌が良かった。聞き取りは難しかった。
○良い歌ですね。もっと洋楽聴きたくなりました。
○思っていたより歌は、歌手によって特徴があって難しかったです。
○洋曲でも勉強になることがまったく考えられませんでした。感動しました。
○洋楽のがとても楽しかった。
○歌うのは大好きなのでぜひ実践したいです。
○洋楽で勉強するのは楽しくてとても良い。ミュージカル曲が大好きなので家でやってみようと思った。
○はじめて2回目のテキスト(←テキスト2巡目)をやってみましたがほぼ100%聞けてたので嬉しかったです。あと洋楽を聴くのでぜひこのトレーニングをやってみようと思います。
○今週は本当にレポートという言い訳になまけてしまった自分が情けなかったです。
○歌が楽しかったです。
○カラオケで歌いそうです。おもしろかったです。
○歌についての講義が良かったです。
○流石Professional English Teacher !

9回目(2/13) Round17(会話文)・TOEICガイド(Part5・6)実施・・・・・・・・・・・・・・19名出席

○ヘロヘロしながらも最後まで出席できました。
○トレーニングのCDはだいぶ聞き取れるようになった。
○最後まで頑張ります!
○まだリーディングなどのGrammarは苦手が多いので頑張りたいです。
○リーディングの解説を聞くと基礎としてはやはりリーディングが求められると感じました。
○今日は右から左に聞いたものが抜ける感じだったので反省。
○最後の週頑張ります。
○最近日本語で訳さずに理解している自分に気付きました。
○次の予定があって出席率は悪かったりしますが授業はとても楽しいです。
○今回の問題は今までで1番難しくて聞きにくいししゃべれないし大変でしたけど最後には本当にゆっくり聞こえてきて久々に練習の成果を実感できました。
○やはり2回目のところだと1回目に比べ断然やりやすかった。
○いよいよ最終回が近づいて来ました。最後はめっちゃ頑張って気合見せようと思います。
○流し聞きの効果が大分出てきたように思いました。
○読みにくいところを重点的にやってもらえたのが良かった。
○テキストがかなり聞き取れるようになってきた。
○やっぱり読みにくかった。
○目標達成したいです。

10回目(2/20) Round6(説明文)・TOEICガイド(Part7)実施・・・・・・・・・・・・・・・19名出席 (最終回のためアンケートは最終アンケートを実施)

2003年冬期 筑波大学生物学類 TOEIC講座を担当して

潟Cーオン・イースト・ジャパン 筒井由美子

 今回、私の出身地である茨城県の大学で、このような講座担当の機会を与えて頂けたことをとても光栄に思っております。これまで、東日本エリアのいくつかの大学でこの講座を担当して参りましたが、今回は理系の学生ばかりの集まりであること、センター試験の難関を突破した国立大学の学生であることなどの点で、私にとっては新たな学生層を対象とした講座になると、とても楽しみにしておりました。

 元々知識のある学生が多く、開始前TOEICの結果を見ても平均スコアも最初からかなり高いことに驚きました。と同時に、しっかりとトレーニングしてこの知識を使える知識にしていったら、驚くほどの結果が出るのではという期待が高まりました。まず1回目の講座から最後まで講師としてずっと感じていたことは、学生の明るさ・反応の良さ・素直さでした。講師の言葉に大きく反応し、その通り実行し、その効果に感激する、という子供のような素直さを持った学生が多かったと思います。講師としてもとてもやりがいのある講座でした。10回の講座中、全体を通してとてもよい出席率だったと思います。年末年始を挟んで若干出席率が下がったものの、ほとんどの学生は最後までしっかりとついて来てくれました。

 初回講義でもお話をしましたが、TOEICのスコアUPに必要なものは2つしかありません。1つは実力を付けること、もう1つは問題形式を知ることです。講座は実力を付ける部分を講座と自宅でのトレーニングで、問題形式を知る部分は公式ガイド&問題集を使ったTOEIC Guideで行って参りました。また、「英語は楽しい」の部分を英語を使ったActivityで行いました。この3つはどれも好評を頂きました。

 結果として、平均52点のスコアUPとなりました。スコアDOWNした学生が若干名おりましたが、スコアは±50点までは誤差と考えます。大きくスコアを伸ばした学生も多数いて、この結果はこれまでいくつかの講座を担当してきた経験から考えてもかなり良い結果であると思います。通常スタート時のスコアが高ければ高いほどスコアUPは難しくなります。特に今回は元々のスコアが高い学生が多かったことを考えると、スコアの高い学生が更にぐんとスコアUPしていることを考えても、とてもよい結果であったと思います。

 今後も学生の皆さんが、この講座で学んだトレーニング方法を実行し、更なる英語力UPを実感されることを願って止みません。

    
Contributed by Shinobu satoh, Received , 2004.

©2004 筑波大学生物学類