平成16年度1学期 生物学類授業評価

「生態学概論」


1.この授業科目に対するあなた自身の取り組み(多肢択一形式)

回答番号 回 答 人数
1 良い 20
2 普通 23
3 良くない 1

2.この授業科目に対するあなた自身の満足度(多肢択一形式)

回答番号 回 答 人数
1 良い 17
2 普通 20
3 良くない 7

3.良かった点があれば記入してください。(各50文字以内)(自由記述形式)

連番 回 答
1 動物の生態のスライドが見やすい。
2 動物の生態は授業が面白くなるよう、工夫されている。
3 前半の先生ですが、去年より説明が詳しくて分かりやすくなりました。
4 後半。スライドがレベルアップしていた。
5 後半では毎回テストがあり、遅刻防止と内容理解に役に立った。
6 高校の生物ではほとんど取り扱われない生態学という概念を学ぶことができた。
7 動物生態学では、身近な現象を取り扱われていて、興味深く学べた。
8 話の展開は面白かった。
9 生態学の大まかな流れは理解できました。
10 渡辺先生の授業はわかりやすい形の例が多く、親近感のわく授業だった。
11 渡辺先生のテストは毎回だったのできちんと毎週勉強できた。
12 生態学の基本的な考え方や知識を身に付けられてよかった
13 後半は画面をみながらだったが、高校とは一味違う動物生態学を学ぶことができる。
14 後半の授業は初めて知った事が多く興味深かった。
15 後半の授業が特に面白かった。
16 スライドを使った講義がわかりやすくてよかった。
17 後半が特に興味が持てた。
18 動物生態学のほうは、わかりやすい例を使って説明してくれたのでよかった。
19 動物生態学では、毎回の授業で完結する明確なテーマを持って授業をしてくれたのでよかった。
20 動物生態学は色々な具体例が聞けて面白かった。
21 動物生態学の分野が分かりやすく、おもしろいテーマで組まれた授業で、好きでした。
22 小テスト形式が良かった。
23 渡辺先生の授業は毎回豊富な話題とわかりやすい解説で非常によかった。
24 面白い話ばかりで良かったです。
25 後半の授業は、説明が十分で、スライドも理解を助けていて、分かりやすかった
26 後半の授業はスライドも説明もわかりやすくおもしろかった。
27 小テストで自分の理解度をはかれるのは良いと思った。
28 渡辺先生は説明がとてもわかりやすくて良かった。説明するときにわかりやすい例えや表現をを用いたりしていて授業を工夫していた。
29 渡辺先生は表現力豊かで授業が面白かった。スライドも見やすくすっきりまとまっていた。
30 分かりやすい授業だった。特に動物生態学が面白かった。
31 前半は授業スピードが適切だったと思う。後半はスライドの内容はわかりやすかったと思う。
32 パソコンの画面が非常に凝ったつくりになっていて、見ていて飽きのこない感じだった。

4.改善するべき点があれば記入してください。(各50文字以内)(自由記述形式)

連番 回 答
1 植物の生態の方は板書の字が小さく、見づらかった。
2 動物の生態は進むペースが速く、授業後半ではしばしばノートを取り終えることができない。
3 前半。被食者と捕食者の式が、今年も去年も訂正した上で違っていた。結局どれが正しかったのか。
4 後半の先生は忙しかったのか飛ばしてしまう話が多かった。
5 動物生態のスライドの進みが速かったので、スライドをプリントにしてほしかった。
6 後半ではスライドを利用したのだが、早くてノートに取れず、苦労した。プリントにして配布してほしい。
7 後半のほうで、時間が足りなくて、話す予定だったこと全てを話していただけないことが多くて残念だった。
8 後半の授業は時間内に予定していたことが終わらなくなりそうになって急いでしまっていたため少々わかりにくくなってしまった
9 後半のペースが速かった。
10 歴史的な部分が多いからいやだった。
11 及川先生の講義でロトカ・ボルテラの方程式の所をもっと詳しく説明してほしかったです。
12 渡辺先生の授業ではプリントを配布してほしいと思いました。
13 声が聞こえにくいことがあった
14 授業期間の前半部分はよく分からなかった
15 及川先生は、毎年同じような講義らしく、あまり新鮮味がなかった。先輩のノートと一緒だった。
16 ロトカ・ボルテラの式が習えなくて残念だった。
17 渡辺先生は用意しすぎて授業時間内に解説し切れなかったのでもう少しまとめて欲しかった。
18 後半の先生はペースが速すぎて、非常に分かりにくかった。 ノートをとることもできなかった。
19 植物に関してはあまり詳しくなかったのが残念だったし、動物はスライドが早すぎる。
20 前半の授業はもっと植物についてやってほしい。後半の授業はスライドが早くプリントにしてほしい。ノートがおいつかない。
21 後半の授業進の早すぎ。多く言えばいいもんじゃない、スライドも写せなかった。
22 渡辺先生の授業進度は非常に早い。
23 声が聞き取りにくい。
24 及川先生、百年前のイギリス生態学会のアンケートをなぜ取り上げるのか。
25 小テスト難解。
26 最後のほうの授業はもう少しゆっくりやってほしかった。
27 植物生態学は、毎回の授業のテーマがつかめなかった。
28 動物生態学は授業が早い上に、最後まで終わらないことが多かった。
29 植物生態学は、生態学の歴史や概念のような話ばかりで面白くなかった。
30 渡辺先生の授業について、内容に関する例やグラフをプリントにして、学生に配った方が好いと思う。
31 渡辺先生は解説が丁寧過ぎて時間がかかり、肝心の所が時間切れで聞くことができなかった。
32 板書が単語ばかりで家で復習するのが大変でした。
33 スライドが早すぎて追いつけないときが結構ありました。もっとゆっくりやっていただけると良かったです。
34 前半の授業は、プリントの重要性が感じられず、必要な板書もあまりなかった
35 後半の授業は、説明が十分である反面長すぎて、すべての内容を伝えきれていなかった
36 後半の授業は最後の方時間がなくなって速すぎた。時間配分を考えて欲しい。
37 質問された内容にきちんと答えて欲しい。
38 時間が無いからといって説明を適当にこなすのはやめて欲しい。
39 後半、説明が授業内できちんと終わらない。
40 渡辺先生の授業でスピードが速すぎてついていけない回があった。スピードを早くするのならプリントを配ってほしかった。
41 植物生態学の方は内容が浅かった気がします。もう少し生態学らしいことをやってほしかった。
42 植物生態学の授業は板書だけでつまらなかった。
43 スライドを用いていたが、説明をほとんど口のみで行うため理解しにくい部分があった。板書も利用して
44 小テストにはしっかりとその内容をだすというのはどうも納得がいかない。
45 分を改善していただきたい。そのために内容の説明をおろそかにし、その挙句先生の授業方針である
46 いただけると理解の助けになると思う。また、後半はその日の授業内容の紹介に時間を割きすぎる部
47 話し方が単調で、聞いていて疲れる。
48 時間がないからといって、一瞬だけ画面を見せて教えたことにするのは、絶対に、絶対にやめてほしい。


担当教員のコメント

 2名の教員による総合評価において、受講者数(115名前後)や単位取得者数はほとんど変わらなかったのに、Aを与えた学生数は前年度の3分の1でした。 「概論」ですから、授業内容は前年度とそれほど変わりません。 「小テスト」の問題も90%は同じでした。 したがって、今年度の学生は、復習し、自ら積極的に勉強をしたか疑問に感じます。

 今年度の「概論」の授業は、「動物生態学U」の導入部分と位置づけ、各回の授業の後半で、「概論からの発展」を垣間見せようと試みました。 「もっと見せろ」と質問に来たり、関連する参考図書の紹介を求めて来ることを期待したわけです。 実際、少数の学生は期待に応えてくれました。 ところが、アンケートによると、「スライドを飛ばした」や「きちんと終わらない」、「一瞬しか見せない」というお叱りを頂いています。 来年は「その先の予告編」を見せない講義にすべきかどうか、迷っています。

 「速すぎる」という感想は、「スライドをノートに書き写せない」という意味のようでした。 黒板やスライドにある文字をすべて書き写すのがノート取りではありません。 最後のテストの感想欄に「速いと思っていた先生の授業も、2年目に聞くと、それほど速くはなかったんだとわかりました」と書いた2年生がいました。 「大学の講義」に馴れてきたに違いありません。 1年生の1学期ということもあって、「速い」は、高校時代の授業の意識からまだ抜け出ていない感想と考えております。 しかし授業内容を理解できなければ困るので、今後は授業速度を落とすことも、授業改善の選択肢の1つとして検討します。 ただし、そうすると、たった5回の授業では時間が足りず、授業内容を薄くせざるを得ないでしょう。