つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4 TJB2005G230111
生 物 化 学 I Biochemistry
I
科目番号: G23 0111 単位数: 2単位 標準履修年次
: 2・3年 実施学期 曜時限: 第1・2学期 水曜日 2時限
担当教員: 田中 俊之
第1学期(担当教員: 田中 俊之)
授業概要: 生物有機化学や生物科学、更には食品科学に関連する研究において重要な分析手法となっている、紫外−可視分光法、赤外分光法、核磁気共鳴分光法及び質量分析法の基礎を解説する。
授業内容: (1) 紫外−可視分光法 (2) 赤外分光法 (3) 核磁気共鳴分光法
:原理 (4) 核磁気共鳴分光法 :化学シフト、積分強度 (5) 核磁気共鳴分光法 :スピン結合 (6) 核磁気共鳴分光法
:等価とカップリング (7) 核磁気共鳴分光法 :核オーバーハウザー効果 (8) 核磁気共鳴分光法
:二次元NMR (9) 質量分析法:原理 (10)質量分析法
:分子イオンとフラグメンテーション
前提科目・履修上の注意事項:
化学、有機化学を履修していることが望ましい。
単位取得条件、成績評価基準:
学期末の試験と出席状況から評価する。但し、授業への出席率が6割に満たないものは、評価の対象としない。
指定教科書:
「有機化合物のスペクトル解析入門」(L. M. Harwood・T. D. W. Claridge著、岡田惠次・小嵜正敏訳)化学同人
参考書・文献:
「有機化合物のスペクトルによる同定法−MS, IR, NMRの併用」第6版(R. M.
Silverstein・F. X. Webster著、荒木 峻・益子洋一郎、山本 修・鎌田利紘訳)東京化学同人
オフィス・アワー:
水曜日 13時から18時まで;総合研究棟A707;029-853-7093;ttanaka@tara.tsukuba.ac.jp (事前に連絡して下さい)
備考(受講学生に望むこと):
第2学期(担当教員: 田中 俊之)
授業概要: 主要な生体関連化合物の構造や化学的性質について、有機化学の観点から解説する。また、天然有機化合物や代表的な生体関連化合物である蛋白質の分離精製法について概説する。
授業内容: (1) 炭水化物 (2) 脂質 (3) アミノ酸と蛋白質 (4) 核酸 (5) 天然有機化合物:抽出と分離 (6) 天然有機化合物:精製と分析 (7) 蛋白質の抽出 (8) 蛋白質の分離精製
I (9) 蛋白質の分離精製
II (10)組換え蛋白質の発現と精製
前提科目・履修上の注意事項:
有機化学、生化学概論 Iを履修していることが望ましい。
単位取得条件、成績評価基準:
学期末の試験と出席状況から評価する。但し、授業への出席率が6割に満たないものは、評価の対象としない。総合評価は、第2、3学期の成績を合わせ判断する。
指定教科書:
マクマリー「有機化学概説」第5版( J. McMurry著、伊東 椒・児玉三明訳)東京化学同人
参考書・文献:
「タンパク質実験ノート−上・下」改訂第3版(岡田雅人・宮崎 香編)羊土社
オフィス・アワー:
水曜日 13時から18時まで;総合研究棟A707;029-853-7093;ttanaka@tara.tsukuba.ac.jp (事前に連絡して下さい)
備考(受講学生に望むこと):
©2005 筑波大学生物学類 |