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       つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4 TJB2005G231013 
       
      応 用 生 物 化 学 実 験 I     Applied Biochemistry,Laboratory 
I 
      科目番号: G23 1013   単位数: 3単位 標準履修年次: 2・3年 実施学期 曜時限: 第1学期(前半) 月、火、木、金曜日 3,4,5時限 
      担当教員: 田中 俊之、谷本 啓司 
       
      授業概要: 
       実験期間の前半(担当:田中)では生体を構成する基本成分である糖質、アミノ酸、タンパク質、核酸、酵素の基本的な定性・定量法の習得を通じ、正しい定量法についての知識と技術の確立を目指すと共に実験化学的態度を養う。後半(担当:谷本)は市販のフォスファターゼを用い、酵素反応の動力学的な解析法を実習させ、酵素の性質について理解させる。 
       
      授業内容:  
      第 1 回  実験説明と準備  
      第 2 回  タンパク質の定量(色素法)  
      第 3 回  タンパク質の定量(ローリー法)  
      第 4 回  糖の定量(フェノール硫酸法)  
      第 5 回  糖の定量(酵素法)  
      第 6 回  アミノ酸の定性(薄層クロマトグラフィー)  
      第 7 回  アミノ酸の定量  
      第 8 回  核酸の分解と定量(高速液体クロマトグラフィー)  
      第 9 回  核酸(塩基)の分析、レポート作成法  
      第10 回  予備日  
      第11 回  実験説明と準備  
      第12 回  緩衝溶液の調製と検量線  
      第13 回  酵素濃度の決定と至適 pHの決定  
      第14 回  基質濃度の影響 ― Km, Vmaxの決定 ― その1  
      第15 回  基質濃度の影響 ― Km, Vmaxの決定 ― その2  
      第16 回  阻害剤の影響 ― Ki の決定 ― その1  
      第17 回  阻害剤の影響 ― Ki の決定 ― その2  
      第18 回  温度の影響 (至適温度,熱安定性)  
      第19 回  温度の影響 (活性化エネルギーの測定)  
      第20 回  まとめと後かたづけ  
       
      前提科目・履修上の注意事項: 
      生物化学I、IIを受講すること。実験の前半と後半で一組となっている。 
       
      単位取得条件、成績評価基準: 
      各課題についてのレポートを中心に、出席状況と実験における取り組みなどを考慮して評価する。 
       
      指定教科書: 
       
      参考書・文献: 
      1) 福井作蔵,生物化学実験法 1,還元糖の定量法 (第2版), 学会出版センター(1990).  
      2) 菅原 潔,副島正美,生物化学実験法7,蛋白質の定量法(第3版)学会出版センター(1990). 
      3) 大西正健,生物化学実験法 21,酵素反応速度論実験入門,学会出版センター(1990).
       
       
      オフィス・アワー: 
      田中俊之 水曜日 13時から18時まで;総合研究棟A707;029-853-7093;ttanaka@tara.tsukuba.ac.jp(事前に連絡して下さい)
       
      谷本啓司 水曜日 午後3時から5時まで;TARAセンターB棟1階;029-853-7300;keiji@tara.tsukuba.ac.jp(事前に連絡して下さい)
       
       
      備考(受講学生に望むこと): 
       
      
      ©2005 筑波大学生物学類  |