つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4: TJB200504RM.

研究室でちょっと一息。廃材からArtしよう!!

前田 るい(筑波大学 生命環境科学研究科2年生)

 ある時、芳賀サイエンスラボ所長の芳賀先生(元生物学類教授)の元へ遊びに行くと、「今度のサイエンスキッズ(芳賀サイエンスラボ主催の団体)で万華鏡のオイルワンドを作りたいのだけど、何か良い案ない?」という依頼が飛び込んできた。
 にわかも、その時のマイブームが万華鏡だったため、私はそのネタにすぐさま飛びついた。しかもどうせ作るなら、研究室にあるものや、廃材を利用して作れないかと思案した。その結果、パスツールピペットが私の獲物として候補に挙がった。
 (だって、多くの研究室では捨ててしまうものでしょう。勿体ないじゃないですか。)ところで皆さんの研究室ではパスツールピペットは使い捨て?それとも再利用?私のいる研究室では再利用しています。

 そうこうして、先の短くなったいらないパスツールを利用して、
いざ『プレ実験開始!!』
 これがこれが、おもしろい事に、試作を重ねていく内にオイルワンドからどんどん離れて“ガラスのArt”に変わっていくではありませんか 。
 そこで思いついたのがこの企画『研究室の廃材からArt を作ろう!』
第一段として、使えなくなったパスツールピペットを実験の合間に“ガラスArt”に仕立て上げてみよう。材料は実験室にあるもので十分です。ぜひぜひ実験の息抜きに作ってみてください。世界に一つしかない自分だけの“ガラスArt” ができるはずです。
出来上がってからも作品は、息抜きの時にあなたの心を癒してくれるはず。

“先の折れたパスツールピペットからオイルワンドを作る”レシピ

 最後に、この“ガラスArt”さすがに小学生には無理なので、サイエンスキッズでは採用されませんでした(笑)

 作り方がいまいち分からなかったらこちらへ連絡ください
penguins_brain@yahoo.co.jp

 そして、もし芳賀サイエンスラボに興味のある方は芳賀先生に連絡を!!

Communicated by Jun-Ichi Hayashi, Received April 5, 2005.

©2005 筑波大学生物学類