つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2005) 4: TJB200508NK.

特集:大学説明会

学生による大学説明 ―サークルについて―

熊谷 奈津子、斉藤 万里江(筑波大学 生物学類)

 私たちは筑波大学のサークルについて、最初にパワーポイントを使って概要を説明し、その後に、自分たちのサークルでの体験について話させてもらいました。今年の大学説明会は2日間だったため、1日目の体験談は熊谷が、2日目は齊藤が、という形にした。今回の原稿では、2日目を担当した齊藤の体験を書くことにしました。

 筑波大学のサークル活動団体は大きく分けて4つあります。文化系サークル、芸術系サークル、体育会、その他の一般団体です。文化系サークルは35団体あります。芸術系サークルは28団体あります。運動系は57団体あります。一般団体は約85団体です。これらのサークルの多くは年に数回ある大会やコンクールや発表会、また学園祭に向けて日々活動しています。

 私はサークル活動には大きく3つのメリットがあると考えます。1つは大学のサークルはこれだけ多くあるので、今まで興味を持っていたけど始められなかったことや新しく興味を持ったことに挑戦することができます。2つめは多くのサークル団体は学生が主体の団体なので、自分たちで予算や活動の計画を立て実行しなければいけません。そのため協調性や自主性、責任感などが身につきます。3つめはサークルの団体は学類、学年を超えて集まっているものなので人間関係が広くなります。また、多くのサークルは普段の活動だけでなく、合宿や多くの行事を行っています。

 これらのサークルの活動を皆さんが見る機会は学園祭だとおもいます。もし皆さん、時間があれば、今年の10月8,9,10日の学園祭にぜひ足を運んでみてください。様々なサークルの模擬店や展示発表、ステージ発表を行っているので、各サークル活動の雰囲気を感じることができると思います。

 まだ先のことでサークルのことを考えるのは難しいかもしれませんが、サークル活動は大学生活を有意義に過ごす手伝いをしてくれるものだと思います。

 また、筑波大学のサークル活動を詳しく見てみたいという方がいれば
http://www.tsukunavi.com/
または“ツクナビ”と検索サイトで探したページの大学情報のところに詳しい情報があるのでそちらをご覧になってください。

 ここからは、齊藤による紹介をします。

 私は、先ほどあった一般団体に属する極真カラテ同好会に入っています。皆さんの多くの人は、中学・高校時代、部活に入っていたと思います。これらの部活と大学のサークルの違いは、基本的に、強制ではない、という点だと思います。筑波大学では体育専門学群があるので、いくつかの体育会の部活は週に3〜5回以上、と、出席がけっこう厳しいところもあるのですが、たいていのサークルはそれほど出席などは厳しくなく、自主性に任せているので自分の生活に合わせて出席することができます。私のサークルは週に3回あるのですが、やはりテスト前は出席する人が減ったり、大会前にはいつもより多かったりという状況です。授業が忙しくて、とか、バイトもしたい、という人は、まず自分の生活スタイルに合ったサークルを選ぶことが大事だと思います。これは入学した時、サークルの新歓パンフレットなどをみて決めるといいと思います。サークルのよい点は、色々な人と知り合いになれ、交友範囲が広がるという点です。筑波大学は他大学と違い、校舎が点在していないため、学類、学年がさまざまな人がサークルに集まります。自分と違う学類、学年の人たちと話したり、色々なところに遊びにいけるので、世界が広がります。また、一年生のうちはまだつくばのことが全然わからないので、そういう時は、先輩の情報はとても役立ちます。自分が車を持っていない間は、車を持っている先輩がいれば、いろいろなところに連れて行ってもらえて、ちょっと便利な生活になります。

 最後に、私自身のサークルについてになりますが、行事や大会などについて、話したいと思います。春には新入生歓迎会・花見などを行います。各サークルの新歓祭が行われるので、このときに新入生は色々なサークルを見て参加して、自分の入りたいサークルを見定めてください。夏には型や組み手の大会や合宿があります。特に大会は県内の大学や道場から選手が集まって行われます。このときは、皆、自主的に練習も行い、盛んな活動を行っています。また、他大学との交流もあるのでとても楽しいです。文化系にしろ、体育系、賞をとったりとかは、社会にでるとなかなかない機会だと思います。サークルを一生懸命やりたい人は頑張ってください。また、秋には学園祭で型や、瓦や板を割ったりする演武、冬はスキー合宿があります。これらの行事を通して貴重な経験をいっぱいできると思います。

 まだ先のことだと思いますが、サークル活動は大学を有意義に過ごす手伝いができると思います。皆さんもぜひ頑張ってください。


大学説明施設見学会:案内・休憩所

Communicated by Shinobu Satoh, Received August 8, 2005.

©2005 筑波大学生物学類