つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2006) 5: TJB2006G112011G210131

ゲ ノ ム 生 物 学 II     Genome Biology II

科目番号: G11 2011、G21 0131  
単位数: 1単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第2学期 月曜日 1時限
担当教員: 漆原 秀子、中村 幸治


授業概要:
 ゲノムには遺伝子に関わる情報がどのように記されており、またそれらはどのようにして機能するのだろうか。本講義では、まずゲノム配列をもとにした遺伝子領域の予測、遺伝子機能の解析など、ゲノムを「読み解く」方法について解説し、続いて転写・翻訳・翻訳後就職など、ゲノム機能の発現と制御の仕組みについて述べる。前半は漆原が、後半は中村が担当する。

授業内容:
(1)ゲノムの配列解析(1)
(2)ゲノムの配列解析(2)
(3)ゲノムの配列解析(3)
(4)ゲノムの高次構造とゲノム発現
(5)転写開始複合体の構築
(6)mRNAの合成とプロセシング
(7)プロテオームの合成とプロセシング(1)
(8)プロテオームの合成とプロセシング(2)
(9)シャペロンと翻訳後調節
(10)ゲノム機能の調節

前提科目・履修上の注意事項:

ゲノム生物学T〜Vは相互に関連しており、全てを受講することが望ましい。授業は受講生が遺伝学概論とゲノム生物学Tレベルの知識を持っていることを前提とし、教科書にそって進める。また、各自の自主的な学習を強く望んでいる。

単位取得条件、成績評価基準:
レポートまたは試験の点数が合格範囲にあること。授業中に説明しなかった内容でも教科書の該当範囲は試験の対象となるので注意すること。

指定教科書:
「ゲノム2」 T.A. Brown著、村松正實監訳、 メディカル・サイエンス・インターナショナル

参考書・文献:
「バイオインフォマティクス−ゲノム配列から機能解析へ−」 David W. Mount (岡崎康司・坊農秀雅 監訳)メディカル・サイエンス・インターナショナル

オフィスアワー:
漆原 月曜日 14時から17時まで; 生物農林学系棟B311 (TEL: 4664)
e-mail: hideko@biol.tsukuba.ac.jp
中村  火曜日 14時から18時まで;遺伝子実験センター221実験室 (TEL: 6419) 
e-mail: nakamura.kouji@biol.tsukuba.ac.jp

備考(受講学生に望むこと):


©2006 筑波大学生物学類