つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2006) 5: TJB2006G112403

微 生 物 学 実 験     Microbiology,Laboratory

科目番号: G11 2403
単位数: 1.5単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第3学期(後半) 月、火曜日 3,4,5時限
担当教員: 橋本 哲男、桑原 朋彦、稲垣 祐司


授業概要:
 微生物を研究するための基本操作を習得することを目的として,生理学,生化学,系統進化学などに関する基礎的実験を行う。

授業内容:
前半5回 (担当: 桑原)
(1)好熱性真正細菌のグラム染色
(2) 好熱性真正細菌の顕微鏡観察
(3) 超好熱性古細菌のアルカリフォスファターゼの温度依存性
(4) 超好熱性古細菌のアルカリフォスファターゼのKm
(5) エクセルを使用した数値データのまとめ方
後半5回 (担当: 橋本,稲垣)
(6) 微生物のゲノムDNAの抽出
(7) PCR法によるリボゾームRNA遺伝子の増幅
(8)増幅遺伝子断片の配列決定
(9) 複数のリボゾームRNAのアライメント
(10)

実習内容は目安であり、トピックに応じて多少の変更がある。

前提科目・履修上の注意事項:
生化学概論、遺伝学概論、分類学概論、微生物学Iの内容の理解を前提とする。受講人数の上限を16人程度とする。

単位取得条件、成績評価基準:
出席回数、実習中の取組み、レポートの内容を総合評価する。

指定教科書: なし

参考書・文献: 必要に応じて授業中に紹介する

オフィスアワー: 特に定めない。事前連絡が望ましい。
桑原朋彦:生物農林学系棟B606(電話 6667)E-mail:kuwabara@biol.tsukuba.ac.jp
橋本哲男:生物農林学系棟B517(電話 6660)E-mail: hashi@biol.tsukuba.ac.jp
稲垣祐司:総合研究棟B 1205D(電話3968)E-mail: yuji@ccs.tsukuba.ac.jp

備考(受講学生に望むこと):
実習には個人のコンピュータを持参することが望ましい(1週目は不必要)。


©2006 筑波大学生物学類