つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2006) 5: TJB2006G302001
生 物 多 様 性 情 報 学 I Biodiversity Informatics I
科目番号: G30 2001
単位数: 1単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第1学期 水曜日 2時限
担当教員: 稲垣 祐司、伊藤 希、橋本 哲男、
授業概要:
生物多様性研究、バイオインフォマティックスの基本となる、生体高分子の配列データ(塩基配列・アミノ酸配列)の相同性検索法の講述と、生物サテライト室を使用した実践的講義を行う。主に扱うトピックは、(i)
配列類似度解析法の解説と実践的利用、(ii) 公的データベースの解説とその実践的利用、(iii) 複数配列アライメント法の解説と応用、などである。
授業内容:
(1)生物多様性の分子生物学
(2)配列類似度解析法−講義(1)
(3)配列類似度解析法−講義(2)
(4)配列類似度解析法−実習*
(5)BLASTによるデータベース検索−講義
(6)BLASTによるデータベース検索−実習(1)*
(7)BLASTによるデータベース検索−実習(2)*
(8)多重アライメント法−講義
(9)多重アライメント法−実習(1)*
(10)多重アライメント法−実習(2)* *生物サテライト室使用予定。授業内容は変更される可能性がある。
前提科目・履修上の注意事項: 生化学概論、遺伝学概論、分類学概論の内容の理解を前提とする。パソコンを用いた解析を行うため、キーボードからの文字入力、インターネット閲覧用ブラウザの使用経験があることが望ましい。また英語ウェッブサイトを使用するため、そのサイト内の英文の読解は必須である。生物サテライト室を随時使用するため、受講人数の上限を30名程度とする。
単位取得条件、成績評価基準:
演習のレポートと学期末試験の成績を総合評価する。
指定教科書: なし
参考書・文献:
1)「分子進化学 ―解析の技法とその応用―」宮田隆編 (1998) 共立出版
2)「バイオインフォマティクス」David W. Mount/岡崎康司、坊農秀雅(監訳)(2002) メディカルサイエンスインターナショナル ISBN 489592307X
オフィスアワー: 特に定めない。事前連絡が望ましい。 稲垣祐司:総合研究棟B 1205D(電話3968)E-mail: yuji@ccs.tsukuba.ac.jp
伊藤希:生物農林学系棟B811(電話4768)E-mail: nozomi@ biol.tsukuba.ac.jp
橋本哲男:生物農林学系棟B517(電話6660)E-mail: hashi@biol.tsukuba.ac.jp
備考(受講学生に望むこと):
©2006 筑波大学生物学類 |