つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2007) 6: TJB2007G112703

分 子 進 化 学 実 験     Molecular Evolution,Laboratory

科目番号: G11 2703
単位数: 1.5単位
標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第3学期(後半) 木・金曜日 3・4・5時限
担当教員: 稲垣 祐司、橋本 哲男


授業概要:
 分子レベルで生物進化を考察する上で、解析対象の生物から特定の遺伝子データを取得することは必須である。このような未知の塩基配列決定のためには、縮重プライマーをもちいたPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)による遺伝子増幅が用いられる。本実験では、今までに配列が決定されていない藻類葉緑体遺伝子をターゲットとし、縮重プライマーの設計とそのプライマーをもちいたPCRにより遺伝子増幅を行う。さらに増幅断片の塩基配列を決定し、目的遺伝子が増幅されているか確認する。

授業内容:
第1回 縮重プライマーの設計
第2回 縮重プライマーをもちいた葉緑体遺伝子のPCR
第3回 遺伝子増幅断片のクローニング
第4回 遺伝子増幅断片のシークエンスシング
第5回 取得した塩基配列の相同性検索
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回

実習内容は目安であり、トピックに応じて多少の変更がある。

前提科目・履修上の注意事項:
生化学概論、遺伝学概論、分類学概論、分子進化学Iの内容の理解を前提とする。受講人数の上限を15人程度とする。

単位取得条件、成績評価基準:
出席回数、実習中の取組み、レポートの内容を総合評価する。

指定教科書: なし

参考書・文献: 必要に応じて授業時に紹介する。

オフィスアワー:
特に定めない。事前連絡が望ましい。
稲垣祐司:総合研究棟B 1206D (電話3968) E-mail: yuji@ccs.tsukuba.ac.jp
橋本哲男:生物農林学系棟 B517 (電話6660) E-mail: hashi@biol.tsukuba.ac.jp

備考(受講学生に望むこと): 


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