つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2007) 6: TJB2007G230201
生 物 活 性 化 学 Chemistry of Bioactive Substances
科目番号: G23 0201 単位数: 1単位 標準履修年次: 2・3年
実施学期 曜時限: 第1学期 月曜日 1時限
担当教員: 臼井 健郎
授業概要:
微生物、動植物は多種多様な低分子化合物を生産している。生物が生産し、自他の生物の生育や活動に影響を与える物質は特に天然生理活性物質と呼ばれるが、本講義では主に人の治療目的に研究・開発されている天然生理活性物質を中心に、その発見と標的分子解明までの道筋、作用機構について解説する。また天然生理活性物質の発見・作用機構解析が基礎生物学に与えた影響について解説する。
授業内容:
(1)天然生理活性物質とは
(2)天然生理活性物質発見の歴史
(3)天然生理活性物質と抗生物質研究
(4)ケミカルバイオロジー・ケミカルジェネティクス
(5)フォワードケミカルバイオロジーの実際
(6)リバースケミカルバイオロジーの実際
(7)標的分子の解明
(8)標的分子から作用機構解析
(9)特異性と作用についての一考察
(10)合成化合物と天然化合物
前提科目・履修上の注意事項: 一年次に有機化学を履修していることが望ましい。
単位取得条件、成績評価基準: 学期末試験と出席状況で評価する。
指定教科書: プリントを配布する。
参考書・文献:
1)ケミカルバイオロジー・ケミカルゲノミクス(半田編 スプリンガーフェアラーク東京)
2)Chemical Space...the final frontier (Nature 432, 823-865 (2004))
オフィス・アワー: 月曜日 13時から18時まで; 生物農林学系棟B114; 029-853-6629
usui [at] sakura.cc.tsukuba.ac.jp(事前に連絡して下さい)
備考(受講学生に望むこと):
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