つくば生物ジャーナル Tsukuba Journal of Biology (2007) 6 TJB2007G301201
有 機 化 学 Organic Chemistry
科目番号: G30 1201 単位数: 2単位
標準履修年次 : 2・3年 実施学期 曜日限: 第2学期 水曜日 2時限、第3学期 火曜日 2時限
担当教員: 臼井 健郎、田中 俊之
第2学期(担当教員: 臼井 健郎)
授業概要:
生命現象は基本的に有機化学反応で成立しており、その理解に有機化学の知識は大いに有用である。本講義では生命現象と関連付けながら有機化学の基礎(アルコール、フェノール、エーテルまで)について解説する。本講義は基礎有機化学の前半部分に当たり、3学期の有機化学と合わせて有機化学の基礎習得を目指す。
授業内容:
(1)有機化学は炭素の化学。構造と結合
(2)炭化水素(アルカン)
(3)炭化水素(アルケン)
(4)炭化水素(アルキン、ポリエン)
(5)ベンゼンの構造と芳香族化合物
(6)芳香族化合物
(7)立体化学(光学異性)
(8)有機ハロゲン化合物
(9)アルコールとフェノール (10)エーテルとエポキシド
前提科目・履修上の注意事項:
単位取得条件、成績評価基準:
出席状況を考慮し、期末試験を総合して評価する。
指定教科書:
マクマリー有機化学概説(第5版、John McMurry著、伊東・児玉訳、東京化学同人)
参考書・文献:
オフィス・アワー:
月曜日 13時から18時まで; 生物農林学系棟B114; 029-853-6629
usui [at] sakura.cc.tsukuba.ac.jp(事前に連絡して下さい)
備考(受講学生に望むこと):
第3学期(担当教員: 田中 俊之)
授業概要:
カルボニル化合物は、有機化合物の反応性の中核となる化合物で、その高い反応性のために、これらを原料にして更に様々な化合物が合成される。また、カルボニル縮合反応は、生体内においても様々な分子の生合成に利用される。本講義では、カルボニル化合物を中心に、アルデヒドとケトン、カルボン酸とその誘導体及びアミンについて解説する。本講義は基礎有機化学の後半部分に当たり、2学期の有機化学と合わせて有機化学の基礎習得を目指す。
授業内容:
(1)命名法
(2)アルデヒドとケトン (3)アルデヒドとケトン:求核付加反応
(4)アルデヒドとケトン:求核付加反応2
(5)カルボン酸とその誘導体
(6)カルボン酸とその誘導体:求核アシル置換反応
(7)カルボニル化合物:α置換反応
(8)カルボニル化合物:縮合反応
(9)アミン
(10)アミン:ジアゾ化反応
前提科目・履修上の注意:
単位取得条件、成績評価基準:
学期末の試験と出席状況から評価する。但し、授業への出席率が6割に満たないものは、評価の対象としない。
指定教科書: マクマリー「有機化学概説」第5版( J. McMurry著、伊東・児玉訳)東京化学同人
参考書・文献: ハート「基礎有機化学」三訂版(H. Hart・L. E. Craine・D. J. Hart著、秋葉欣哉・奥 彬訳)培風館
オフィス・アワー:
水曜日 13時から18時まで;生物農林学系棟B215;029-853-6706
ttanaka@tara.tsukuba.ac.jp(必ず事前に連絡して下さい)
備考(受講学生に望むこと):
©2007 筑波大学生物学類 |