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1. マテチャ(雄花)、2. クロガネモチ(雌花)、3. クロガネモチ(雄花).
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モチノキ科
Aquifoliaceae
種子植物 被子植物 真正双子葉類 キク目群 モチノキ目
低木〜高木。ときにアルカロイドをもつ。葉は互生まれに対生、単葉。托葉は小さく、ふつう早落性。 花序は有限、葉腋に束生し総状または単生。花はふつう単性で雌雄異株、放射相称で4〜6数性。萼片は4〜6枚、やや合生。花弁は4〜6枚、やや合生、つぼみのとき瓦重ね状。雄しべは4〜6本、花弁と互生で花弁にやや合着。花粉は3〜4溝孔粒または孔粒。雌花では仮雄しべ。子房は上位、4〜6心皮性で合生心皮、中軸胎座で各室にふつう1個の胚珠が下垂する。胚珠は倒生、珠皮は1枚、薄層珠心。花柱は非常に短いかこれを欠く。蜜腺を欠如または花弁上にある。虫媒花、一部は風媒花。 果実は色鮮やか(赤・紫・ピンク)な核果、外果皮は肉質、内果皮は硬く3〜5個の核に分かれ、各核は1個の種子を含む。鳥によって種子散布される。種子は多量の胚乳と小さな胚をもつ。胚の発達や発芽は遅く、しばしば1〜3年かかる。。 温帯から熱帯域に分布し、1属(Ilex)400種ほどが知られる。代表的な種として、モチノキ、イヌツゲ、クロガネモチなどがある。 |