多年草または低木で多くはつる性。精油細胞をもつ。毛は単列。ときに珪酸体をもつ。維管束形成層による二次成長を行う。コルク形成層は宿存生で最初は表層にある。導管要素は単穿孔をもつ。放射組織は幅広い。軸方向柔組織は非随伴柔組織または随伴柔組織。篩管要素の葉緑体はP型（タイプ１または２）。３葉隙性。 葉は互生で螺生。単葉で全縁、ときに掌状に３裂する。葉柄をもち、基部はときに鞘状。両面葉または単面葉。掌状脈ときに羽状脈をもつ。托葉を欠く。ときに腺点をもつ。気孔は不規則型。

花は葉腋につき、単生または総状花序、穂状花序、集散花序をつくる。花は両性、放射相称または左右相称。 がく片は３（〜４）枚１輪。がく片はふつう合生して筒状になり、放射相称または左右相称。摺り合わせ状。花弁は３（〜４）枚１輪で小歯状、または欠如。 雄しべは3〜40個以上（ふつう３数性で6または12）、輪生。離生または雌しべと合着して蕊柱（gynostemium）を形成。花糸は欠如または短い。ときに葯隔が発達。葯はふつう外向ときに内向、沿着または底着、縦裂。Endothecium developing fibrous thickenings. Anther epidermis persistent. 。小胞子形成は順次型または同時型。花粉四分子はtetrads tetrahedral, or isobilateral, or decussate, or T-shaped (rarely) 。Anther wall initially with more than one middle layer; of the ﾔdicotﾕ type.。タペータムは腺状型。花粉は無口粒〜多溝粒、外層は亜テクタム性で網目状。花粉は２細胞性。 心皮は３または６枚、合生。ときにEpigynous 花盤をもつ。柱頭はふつう湿性、グループIIタイプ。花柱は１または３〜６本。子房は１または３〜６室 (ときに隔壁が不完全)、子房中位〜下位。１心皮あたり４〜多数の胚珠があり、子房１室のときは側膜胎座、多室のときは中軸胎座につく。胚珠はふつう倒生胚珠、ときに拳卷胚珠。２珠皮性、薄層型珠心。珠孔は内珠皮型。胚嚢発生はタデ型。極核は受精前に融合する。ハイポステースあり。 双翅類などによる虫媒花。ポリネーターへの信号として異臭を放つことがある。

果実はさく果、まれに堅果または漿果。さく果の裂開はふつう胞間裂開。 種子は小さな胚と多量の内胚乳（油質）をもつ。内胚乳形成はcellular。胚発生はおそらくsolanad。

染色体数 n = 4〜7, 12, 13。ふつうアルカロイドをもつ。フラボノールを有する（quercetin、kaempferol、quercetin）。シアン化合物、イリドイド、プロアンソシアニジン、エラグ酸、アルブチンを欠く。アルミニウム蓄積能は知られていない。イヌリンが報告されたことがある。

オーストリアを除く世界中の冷温帯から熱帯域に生育し、４属約480種が知られる。その変わった花の形や葉の多様性から、ウマノスズクサ属やカンアオイ属の多くの種が観賞用として栽培される。またAristolochia serpentariaやA. clematitisは薬用成分を含むものとして注目されている。