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1. スズメウリ、2. .
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ウリ科
Cucurbitaceae
種子植物 被子植物 真正双子葉類 バラ目群 ウリ目
節から生じる巻きひげをもったつる植物。ふつうアルカロイドやサポニンをもつ。葉は互生、単葉、しばしば深裂し、まれに掌状複葉。葉脈は掌状脈。托葉を欠く。 花序は有限、葉腋につき、ときに単生。花はふつう単性(雌雄異株・同株)、放射相称で5数性。一日花が多い。萼片は5枚、合生、ときに退化。花弁は5枚、合生で鐘形、つぼみのとき瓦重ね状または扇だたみ状。雄しべは3〜5本、花托筒に合着。まれに離生だがふつうさまざまな程度に合生しており、5本のうち1本を残して2本ずつ合着して3本になっているものが多い。葯もさまざまな程度に合着。花粉は3〜多溝粒または孔粒。子房は下位または半下位、ふつう3心皮性で合生心皮、側膜胎座に数個〜多数の胚珠が下垂する。胚珠は倒生、珠皮は2枚。花柱は1本で先端は3裂し、各裂片はさらに2裂することが多い。蜜腺は多様。 果実はふつう液果でウリ状果、ときにさく果。種子は扁平で胚乳を欠き、まっすぐな胚をもつ。種皮は多層で最外層はときに肉質。 多くは亜熱帯から熱帯域に分布し、温帯域にも存在する。118属825種ほどが知られる。代表的な種として、キュウリ、メロン、スイカ、ヘチマ、カラスウリ、カボチャ、アマチャヅルなどがある。 |