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1. マツムシソウ、2. Scabiosa ochroleuca(果時).
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マツムシソウ科
Dipsacaceae
種子植物 被子植物 真正双子葉類 キク目群 マツムシソウ目
草本まれに低木。葉はふつう対生、単葉または複葉。葉脈は羽状。托葉を欠く。 花が多数密集して頭状花序を形成し、外側の花は内側の花より大きい。花は両性、左右相称。花の小苞葉は4枚、合着して筒状になる(外萼)。萼片は5枚、合生、裂片は針状。花弁は5枚、合生、唇形。雄しべは4本、離生、花糸は花冠に合着する。子房は下位、2心皮性で合生心皮、1室で1個の胚珠が下垂する。珠皮は1枚、薄層珠心。花柱は1本、先端はふくらんでときに浅く2裂する。 果実は下位痩果で外萼で包まれる。種子は胚乳をもつ。 主に北半球の亜寒帯から温帯域に分布し、8属150種ほどが知られる。代表的な種として、マツムシソウ、ナベナなどがある。 |