1. オオニシキソウ、2. トウダイグサ、3. ヒトツバハギ.
トウダイグサ科 Euphorbiaceae
種子植物 被子植物 真正双子葉類 バラ目群 キントラノオ目

草本から高木。乾燥地に多く、多肉植物となるものもある。乳管があり、傷つけると白い液をだすことがある。有毒なものが多い。葉はふつう互生、単葉でときに掌状に裂け、または複葉。ふつう托葉をもつ。ときに葉の基部に蜜腺を1対もつ。

花序は有限で総状または葉腋に束生し、ときに杯状花序を形成する(トウダイグサ亜科)。花は単性、ふつう放射総称。萼片は3〜6枚でふつう離生、擦り合わせ状または瓦重ね状。花弁は0〜6枚、ふつう離生でつぼみのとき擦り合わせ状または瓦重ね状。雄しべは1〜多数、花糸はときに合生。花粉粒はふつう三溝孔粒または多孔粒。子房は上位、合生心皮、ふつう3心皮性で3室、中軸胎座で各室に1〜2個の胚珠が下垂する。胚珠は直生、半倒生または倒生、珠皮は2枚、胚柄の付属体(obturator)で覆われる。花柱は3本でときに先端がさらに分枝する。

果実はふつう裂開する分果からなる分離果、ときに液果、核果または翼果。種子は多量の胚乳と大きな胚をもつ。ときに仮種皮をもつ。

寒帯を除く世界中に分布し、特に熱帯域に多い。約300属6900種ほどが知られる。代表的な種として、アブラギリ、コニシキソウ、トウダイグサなどがある。