ハキダメギクではないと思うが...[センター付近]
コゴメギク 子米菊
Galinsoga parviflora Cay.
真正双子葉類 キク目群 キク目 キク科 コゴメギク属

熱帯アメリカ原産でパリの植物園から逸出したものがナポレオン軍の移動とともにヨーロッパに広がったという。大正〜昭和初期に日本に帰化し、現在では全国の畑や路傍などで見られる一年草 (条件がよいと一年で3〜4世代を繰り返す)。ハキダメギクによく似るが、全体的に細長く、毛が少ない。茎は2叉に分枝し、高さ 10〜60 cm、開出毛をもつ (ハキダメギクより少ない)。葉は対生、卵形〜卵状披針形 (ハキダメギクより小さい)、まばらに伏毛があり、葉縁は浅い鋸歯をもつ。葉脈は3行脈が目立つ。

花期は6〜10月。小さな頭花(頭状花序)をつける。頭花は枝の先につき、直径 5mm 程度。周辺にふつう5個の舌状花がある。舌状花には冠毛がほとんど無い。舌状花冠は白色、先は3裂する (ハキダメギクより小さい)。中央部の筒状花は黄色。筒状花の冠毛の先は房状に裂ける。