1-3. Achnanthes longipes. 1, 2. 生細胞 (1. 無縦溝殻面, 2. やや斜め帯面), 3. 生群体 (帯面). 下田港 (2010.5.15). Scale bar = 20 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 羽状目 アクナンテス科
Achnanthes longipes C. Agardh 1824
Synonym:

細胞はときにリボン状の群体を形成する (図3)。細胞は紡錘形で横から見ると"く"の字状に曲がっている (図2)。群体末端の細胞は蓋殻末端に柄をもっており、基物に付着する。大きさは 36-160 X 12-18 µm。葉緑体は黄褐色、盤状、多数。

2枚の蓋殻は異質で、縦溝殻には明瞭な縦溝があるが無縦溝殻にはない。条線は点紋列からなり、2~3列おきに中間肋骨がある。肋骨は無縦溝殻で約10本 / 10 µm、縦溝殻で 4-5本/10 µm。縦溝殻中央に無紋の横帯をもつ。帯片には粗い点紋列がある。

本来付着生であるが、プランクトン中に出現することもある。

参考文献 References