1, 2. Chaetoceros atlanticus. 生群体 (帯面). 下田沖 (2010.5.15). Scale bars = 20 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 ケートケロス目 ケートケロス科
Chaetoceros atlanticus
Cleve 1873
Synonym(s):
Chaetoceros dispar Castracane 1886;
Chaetoceros polygonus Schütt 1895;
Chaetoceros audax Schütt 1895
細胞はまっすぐな群体を形成する。蓋殻は楕円形、長径 10-40 µm。帯面では四角形。隣接細胞は刺毛基部でのみ重なり、細胞間隙は六角形で細胞より小さい。葉緑体は多数、黄褐色。刺毛内にも葉緑体が存在する。
殻頂縁のやや内側から生じた2本の長い刺毛が反対側に伸びている。刺毛は最初斜め上方へ向かい、すぐに折れ曲がって側方へ伸びる。隣接細胞同士の刺毛は基部のみで交叉する。群体末端の刺毛は他よりも短く、V字状に伸びる (図1)。
世界中に広く分布する。
参考文献 References
- Hasle, G.R. & Syvertsen, E.E. (1996) Marine Diatoms. In: Identifying Marine Phytoplankton. (Tomas, C.R. Eds), pp. 5-386. San Diego: Academic Press.