1. Eucampia cornuta. 下田港 (2010.5.15). Scale bar= 50 µm.
オクロ植物門 珪藻綱 ヘミアウルス目 ヘミアウルス科
Eucampia cornuta
(Cleve) Grunow 1882
Synonym:
Mölleria cornuta Cleve 1873
細胞は扁平、蓋殻の長径 13-60 µm。蓋殻面は中央が凹み、両極に大きくやや細長い突起がある。この突起で隣接細胞と連結してはしご状の群体を形成する。葉緑体は盤状、多数。
蓋殻面中央の窪みに唇状突起があり、これを中心に小室が放射状に配列し、小室密度は7-21個/10 µm。唇状突起まで達しない小室列の先端にはしばしば小さな間条孔が存在する。蓋殻両極の連結突起の連結部には縦溝が平行に存在する。
帯片は明瞭で3-5個/10 µm。
世界中の暖水域に広く分布する。
参考文献 References
- Hasle, G.R. & Syvertsen, E.E. (1996) Marine Diatoms. In: Identifying Marine Phytoplankton. (Tomas, C.R. Eds), pp. 5-386. San Diego: Academic Press.