蓋殻 (TEM).
不等毛植物門 珪藻綱 中心目 タラシオシラ科
Thalassiosira proschkinae
Makarova var. spinulata (Takano) Makarova 1988
Synonym: Thalassiosira spinulata Takano 1981
細胞は短円筒形で直径2.5-5µm、単体性。殻頂面がやや丸みを帯び、殻套部は狭い。
蓋殻のやや大きな中央小室に接して1本の中心有基突起(衛星孔は2個)がある。殻頂縁には4〜7本の周縁有基突起(衛星孔は3個)があり、1輪に配列する。蓋殻の中央付近に1本の唇状突起がある。小室は放射状に配列するが切線方向の肋を欠如する。小室密度は4-5個/1µm。変種var. spinulataでは放射肋の上にY字形の小突起が多数ならんでいる(図)。
承名変種var. proschkinaeは放射肋上の小突起を欠き、蓋殻中央に向かうほど小室が大きくなる。日本沿岸域にはvar. spinulataが多く、var. proschkinaeは冷水域に多い。
参考文献 References
- 高野秀昭 (1990) 珪藻綱. In 日本の赤潮生物(副代康夫・高野秀昭・千原光雄・松岡數充 編). 内田鶴閣圃, 東京. pp.162-331.
- 高野秀昭 (1997) 珪藻綱. In 日本産海洋プランクトン検索図鑑(千原光雄・村野正昭 編). 東海大学出版会. pp.169-260.
- Thomas, C.R. (ed.) (1997) Identifying Marine Phytoplankton. Academic Press, San Diego. 858 pp.