1, 2. Ornithocercus magnificus. 生細胞. 下田沖 (2010.10.15). Scale bar = 20 µm (1, 2 共通).
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ディノフィシス目 ディノフィシス科
Ornithocercus magnificus
Stein 1883
Synonym:
単細胞遊泳性。体幹部は長さ 43-48 µm、小孔が密生する。横溝は細胞上端付近に位置し、多数の肋を伴う横溝翼片が著しく発達して杯状になり、この間に共生シアノバクテリアが多数存在する。縦溝左翼片は細胞後端から背側にまで発達し、3カ所がやや突出して小葉となっている。縦溝左翼片には発達した肋が数本存在し、そのうち第1肋は下方に曲がり、細胞後端付近から生じる3本が近接して生じている。
亜熱帯から温帯の暖水域外洋に分布する。
参考文献 References
- 福代康夫・井上博明・高山晴義 (1997) 渦鞭毛植物門. In 日本産海洋プランクトン検索図鑑(千原光雄・村野正昭 編). 東海大学出版会. pp. 31-112.
- Steidinger, K.A. & Tangen, K. (1996) Dinoflagellates. In: Identifying Marine Phytoplankton. (Tomas, C.R. Eds), pp. 387-584. San Diego: Academic Press.