1. Ostreopsis ovata. 下田沖 (2010.10.14). Scale bar = 20 µm.
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ゴニオラックス目 オストレオプシス科
Ostreopsis ovata
Fukuyo 1981
Synonym(s):
単細胞遊泳性。細胞は上下に著しく扁平され、アーモンド形、背腹長 50-56 µm、体幅 23-35 µm。横溝は細く、ずれを生じることなく細胞を1周する。葉緑体は褐色、多数、腹部には分布しない。核は細胞後方に位置する。底生性であり、ゆっくりと泳ぐことがある。混合栄養性。
鎧板は薄く、毛胞孔が散在する。鎧板枚数は非対称、Po, 3', 7'', 6c, 6s?, Vp, Rp, 5''', 1p, 2''''。頂孔板は細胞左後方に存在する。
熱帯から亜熱帯域にかけて分布する。
参考文献 References
- 福代康夫・井上博明・高山晴義 (1997) 渦鞭毛植物門. In 日本産海洋プランクトン検索図鑑(千原光雄・村野正昭 編). 東海大学出版会. pp. 31-112.
- Steidinger, K.A. & Tangen, K. (1996) Dinoflagellates. In: Identifying Marine Phytoplankton. (Tomas, C.R. Eds), pp. 387-584. San Diego: Academic Press.