1. Phalacroma doryphorum. 生細胞. 下田沖 (2010.10.14). Scale bar = 20 µm.
渦鞭毛植物門 渦鞭毛藻綱 ディノフィシス目 ディノフィシス科
Phalacroma doryphorum Stein 1883
Synonym: Prodinophysis doryphora (Stein) Balech 1944; Dinophysis doryphora (Stein) Abé 1967

単細胞遊泳性。細胞は丸みを帯びた逆三角形で左右に扁平、細胞長は 63-74 µm。細胞前端に前後を翼片で囲まれた横溝がある。前方・後方翼片は前後長が短く、細胞頂端部は前方翼片よりわずかに飛び出る。細胞腹後端に三角形の突起があるが、縦溝左縁翼片とはつながらない。縦溝左縁翼片には3本の肋があり、第3肋が強固。鎧板表面には小孔が密生する。 葉緑体を欠き、従属栄養性。

熱帯〜温帯域の外洋に広く分布する。

参考文献 References