1. Gephyrocaspsa oceanica. 生細胞. 下田沖 (2010.5.17). Scale bar = 10 µm.
ハプト植物門 プリムネシウム綱 イソクリシス目 ノエルラブディア科
Gephyrocaspsa oceanica Kamptner 1943
Synonym:

単細胞不動性で球形、直径 5-15 µm。長径 3.5-5.5 µmほどの楕円形の円石に覆われている。黄褐色の葉緑体を2個もつが、円石のため光顕下では紫褐色〜黒色に見えることがある。またその円石のため培養株は肉眼では乳白色に見える。

円石は中心に孔のあいた2枚の楕円形の板を管でつないだ構造をしている(プラコリス placolith)。中心の孔の部分には放射状の模様があり、さらにその上部にアーチ状の構造が被さっている。このアーチは円石長径に対してほぼ直角。

世界中の海域に広く分布し、日本沿岸域ではときに大発生することがある。

参考文献 References