1-3. Bicosoeca sp. 下田港 (2010.5.15). Scale bar = 20 µm.
ビコソエカ門 ビコソエカ綱 ビコソエカ目 ビコソエカ科
Bicosoeca sp.
Synonym (s):

細胞は楕円形、長さ5-10 µm。カップ形のロリカに収まっており、ロリカの後端で基物(珪藻など)に付着しているものが多いが、浮遊性の種類もある。鞭毛は2本、細胞亜頂端から生じている。前鞭毛には管状マスチゴネマが付随する。ふつう前鞭毛を直線的に前方へ伸ばして運動させているが、ときに(おそらく捕食時)急速に縮めて細胞前端でコイル状にしていることがある。後鞭毛は細胞長よりやや長く、後方へ回してロリカ後端に付着している。細胞前部(鞭毛の基部近く)に三角形の襟状突出部がある。

基本的に付着生であるが、プランクトン性の珪藻に付着したものがしばしばみられる。

参考文献 References