1,2. Acanthoceras zachariasii. 生細胞 (帯面). 土浦港 (2007.9.4). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 ツノケイソウ目 ジャバラケイソウ科
アカントケラス属(ジャバラケイソウ属)
Acanthoceras Honigmann 1910, Arch. Hydrobiol. Planktonk. 5: 76.
Type species: Acanthoceras zachariasii (Brun) Simonsen 1979 [= Attheya zachariasii Brun 1894 = Acanthoceras magdeburgense Honigmann 1910]
Synonym:

単細胞性。被殻は非常に薄く、細長い枕形。ふつう帯面が観察される。殻は2つの円錐がつながったような形をしており、2つの頂端は細長い突起になる。帯片は多数、瓦状、多数の小孔をもつ (EM)。 葉緑体は盤状で多数 (?)。

以前は Attheya として扱われていた。Acanthoceras Honigmann 1910 は Acanthoceras Kützing 1842 (紅藻イギス属の同物異名?) の後続同名であるが、保存名とされている (?)。

淡水止水域に広くに生育しているが、被殻が非常に薄く、見逃されやすい。プランクトン性。霞ヶ浦では Acanthoceras zachariasii がしばしばみられた。

参考文献 References