1. Anomoeoneis sphaerophora. 土浦港 (2007.5.9). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 羽状目 サミダレケイソウ科
アノモエオナイス属(サミダレケイソウ属)
Anomoeoneis Pfitzer 1871, Botanische Abhandlungen aus dem Gebiet der Morphologie und Physiologie. Herausg. von J. Hanstein, Bonn., p. 77
Type species: Anomoeoneis sphaerophora (Kützing) Pfitzer 1871 [= Navicula sphaerophora Kützing 1844]
Synonym:

単体性。ふつう殻面が見られる。殻は披針形。殻面は平坦、殻套はやや深いが、両端付近で急に浅くなる。条線は不規則な単胞紋列、殻肩付近で中断される。殻面の一部(縦溝に接した胞紋を除いた両側)では胞紋は埋まって窪みだけになっていることが多い。 胞紋は孔状で篩皮によって閉塞される。 縦溝は殻中央を走向し、外部極裂は鉤状、外部中心裂は2次側に、内部中心裂は1次側にそれぞれ湾曲する。帯片は複数、開放型、 葉緑体は1個、中央は一方の帯面に面しており、両殻面に広がる。帯面と殻面のそれぞれ中央付近で葉緑体は深く切れ込む。葉緑体中央には球形のピレノイドが1個存在する。

近年、この属に分類されていた種のほとんどが Brachysira 属へ移されている。

淡水域に生育する。伝導度が高い環境に多く、浸透圧変動の大きな環境にも耐えられる。付着性。霞ヶ浦では Anomoeoneis sphaerophora がみられた。

参考文献 References