1-3. Diatoma vulgare. 被殻 (殻面). 土浦港 (2007.2.21). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 羽状目 オビケイソウ科*
ディアトマ属(イタケイソウ属)
Diatoma Bory de St-Vincent 1824, Diict. Class. Hist. Nat. 5: 461. (nom. cons.)
Type species: Diatoma vulgaris Bory de Saint-Vincent
Synonym:

細胞が殻面で結合した帯状群体、または殻面端で互いにつながったジグザグ状または星状群体を形成する。そのため、生体ではふつう帯面が見られる。帯面は長方形。殻は線形〜楕円形、両端が丸い。条線は非常に細く、平行または殻端でやや放射状、単胞紋列、ときに数本ずつ束状、殻套まで伸びる。軸域は非常に狭い。殻内面には横走肋が発達する。殻の両端にはやや未分化な殻端小孔域がある。片方の殻端付近に明瞭な唇状突起があり、短軸に平行なスリットで開口する。いくつかの種では殻肩に結合針がある。帯片は多数、開放型、特徴的なY字型小舌をもち、2列の小孔列がある。 葉緑体は盤状で多数。

淡水域に広く生育する。付着性。霞ヶ浦では Diatoma vulgare がみられた。

参考文献 References