1. Fragilariforma bicapitata. 被殻 (殻面). 土浦港. Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 羽状目 オビケイソウ科*
フラギラリフォルマ属(オビモドキケイソウ属)
Fragilariforma Williams et Round 1988, Diatom Research 3: 265
Type species: Fragilariforma virescens (Ralfs) Williams et Round 1988 (= Fragilaria virescens Ralfs)
Synonym: Neofragilaria Williams et Round 1988 non Desikachary, Prasad et Prema 1987

殻面で互いに結合して帯状またはジグザグ状群体を形成する。殻は楕円形、披針形、線形、しばしば中央が膨らんでいる。殻肩の間条線上に結合針があり、隣接する殻を結合している。条線はやや不規則な単胞紋列で殻套まで伸びる。胞紋は小形で丸く、外側で中央に単孔をもった篩板で閉塞される。軸域は極めて狭く、ときに確認できない。殻端小孔域が発達しており、ときに殻端小孔域と殻縁の間にいくつかの小室がある。一方の殻端付近に唇状突起が1個存在し、唇状突起内面のスリットは条線に平行。 殻縁にはときに小さなプラークが存在する。帯片は4〜6枚、開放型で小舌をもつ。帯片の接殻側には単胞紋列がある。帯片は両端で細くなることはなく、直線状。接殻帯片の両端には小さな隔壁がある。葉緑体は複数、盤状。

近年、Fragilaria から分離された。

淡水域に広くに生育している。付着性。霞ヶ浦では Fragilariforma bicapitata がみられた。

参考文献 References