1-3. Reimeria sinuata. 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 羽状目 クサビケイソウ科
レイメリア属(カイコマメケイソウ属)
Reimeria Kociolek & Stoermer 1987, Systematic Botany 12: 457.
Type species: Reimeria sinuata (Gregory) Kociolek & Stoermer 1987 (= Cymbella sinuata Gregory 1856)
Synonym:

単体性。滑走運動する。 殻は線形からやや披針形、背腹にやや非対称。背側(一次殻側)はやや突出し、腹側(二次殻側)は中央部を除いてほぼ直線状。両端は丸いかやや頭状に突出 (図3)。殻面は平坦、やや明瞭で深い殻套へつながる。条線は1または2列の胞紋列からなり、胞紋は丸い。間条線は内面で隆起する。殻の両端、腹側の殻套に殻端小孔域がある。縦溝は殻のほぼ中央を走行し、外裂溝はわずかに波打つ。縦溝極裂部は腹側に曲がり、中央先端部は広がる。殻内面では縦溝中央先端部は背側に曲がる。縦溝中央のわずかに背側に遊離点がある。遊離点は閉塞されない。 帯片は開放型、4枚、ときに単胞紋列をもつ。 葉緑体は1個。

以前は Cymbella に含められていたが、殻の微細構造的差異から Kociolok & Stoermer (1987) によって分離された。

淡水域に生育し、特に流水域に多い。付着性。霞ヶ浦ではときに Reimeria sinuata が見られた。

参考文献 References