1-4. Thalassiosira faurii. 被殻 (殻面). 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
ストラメノパイル 不等毛植物門 珪藻綱 ニセコアミケイソウ目 ニセコアミケイソウ科 ニセコアミケイソウ属
タラシオシラ・ファリイ
Thalassiosira faurii (Gasse) Hasle 1978, Phycologia 17: 282.
Basionym: Coscinodiscus faurii Gasse 1975
Synonym:

細胞は円盤状、単体性または粘液糸によってつながった鎖状群体。殻高が小さいため、ふつう殻面が観察される。殻面は円形、直径 19-55 µm、平坦、胞紋列からなる条線(約22/10µm)が放射状に伸びている。殻面の数カ所に殻面有基突起が数個集合した箇所がある。殻面縁には1輪の周縁有基突起がある。周縁有基突起はやや長い外管と短い内管をもち、4脚がある。殻縁有基突起の7〜9個おきに唇状突起が存在する。帯片は開放型。

淡水域から汽水域の河川、湖沼に生育する。プランクトン性。中汚濁耐性種。

参考文献 References