1. Chlorella sp.(?) 土浦港 (2006.10.30). Scale bar = 10 µm.
植物界 緑色植物亜界 緑藻植物門 トレボウキシア綱 クロレラ目 クロレラ科
クロレラ属
Chlorella Beijerinck 1890 nom. cons.
Type species: Chlorella vulgaris Beijerinck 1890
Synonyms:

不動性単細胞、ときに集塊になる。細胞は球形、直径 3-12 µm。細胞壁は平滑でグルコサミンを含む。細胞は単核性。葉緑体は1個、沿膜性、ピレノイドを1個もつ。ピレノイドのデンプン鞘は薄く、2枚の皿形。ピレノイド基質には2〜3枚のチラコイドが貫通する。

2〜8個の自生胞子を形成して無性生殖を行う。鞭毛細胞や有性生殖は未知。

100種ほどが記載されていたが、確実に本属に属する種は現在ではわずか3種のみとされ、多くは別属へ移されている。

淡水止水域に広く分布する。プランクトン性。海産種も報告されているが、真のChlorellaであるかは不明。繊毛虫(e.g. ミドリゾウリムシ)などに細胞内共生することがある。

参考文献 References